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シリーズ・ザ・生活習慣病

21弾

シリーズ生活習慣病 第21弾!2008.04月号

薬についてよく話し合いましょう

検査のために食事をとらずに来た方が、薬も飲まずに来院されたことがありました。
理由を尋ねたところ、

「だって、『食後』って書いてあるから・・・。」

うむむ・・・。
確かに。

糖尿病の一部の薬のように、食事を抜いたときには薬も抜いて良いものがあるのですが、
実は、食事をした・しないに関係なく、飲んでいただきたいものもあるのです。

例えば、血圧の薬。
毎日薬を飲み続けることで、一定濃度の薬の成分が、ずっと身体の中に保たれます。
そうすることで、放っておけば高いままの血圧が、1日中ある程度まで下がり、
その状態を保つ効果が発揮されるのです。

『食後』または、『食前』、『食直前』・・・などと書いてあれば、
薬と食事が関係すると考えるのは至極ごもっともですが、
薬の成分の効果よりも、飲み忘れを防ぐ効果を狙ったものがありますので、
皆さんが飲んでいる薬が、食事に関係なく飲んで良いものなのかどうか、
一度医師や薬剤師に確認してくださいね。

もうひとつ。

「風邪薬を飲むから、(飲み合わせが)心配で、他のお薬は飲みませんでした。」

これもよくあるパターンです。

実は、風邪のときは、いつもより血糖値は上昇します(これを”シック・ディ”といいます)。
糖尿病の状態やお薬にもよりますが、風邪をひいても、いつもの半分以上の食事がとれるのなら、
しっかりお薬を飲んでいただきたいものです。

でも、こういう風に、『自分の身体の状態がこうだから、この薬がこう働いて効いてくれる・・・』
なんて会話をしていなければ、正しい判断はつきにくいですよね!

日頃から、主治医や医療スタッフ(薬局の薬剤師さんも!)と、
ちょっとした事でも気軽に聞けるような、フランクな付き合いをしていて欲しいものです。

ちなみに、私は患者さんに、「判らない時はいつでも電話を下さい」と、
携帯の電話番号をお知らせしてあります。
(でも、皆さん遠慮しているのか、あんまりかかって来ませんね・・・。)

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