Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

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Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

シリーズ生活習慣病 第19弾!

妊娠と糖尿病

妊娠・出産は女性にとって大変ハードな状況・・・
だからこそ、「お腹を痛めて産んだ我が子」は、この上なく可愛いのです。
無事に元気に産まれてきて欲しいものです。

そこで、どうしたら安全に妊娠・出産できるか簡単にお話ししましょう。
妊娠自体、母体の危険や奇形のリスクがありますが、
糖尿病が悪いとこのリスクがさらに高くなります。

そこで・・・

(1)糖尿病治療中の方

・出来るだけHbA1c(糖尿病の指標となる検査)を下げてください。

・妊娠前に医師に相談し、許可が出てから、計画的に妊娠されたほうが安全です。

・妊娠中は、場合によっては胎児の安全のために、インスリン治療となります。
(インスリン治療は、飲み薬と違い、薬の成分が胎盤を通過しないので、胎児に影響のない安全な治療法なのです。)

・HbA1cが高い状態で妊娠した場合、我々は非常に悩みます。
ナイーブな内容ですので、個々に相談いたします。

(2)肥満がある、または身内に糖尿病をもつ人がいる方

・妊娠中に糖尿病を発症したり、すでに境界型~完全に糖尿病を発症してる場合があります。

・随時血糖値が95mg/dl以上、またはHbA1cが5.0%を超えている場合は、必ず専門医とご相談ください。

・また、貧血があるとHbA1cは低目に数値が出てしまいますので、貧血についての精密検査が必要です。

いずれにせよ、赤ちゃんもお母さんも命がけの大仕事。
妊娠前から健康チェックを行い、万全の体制で元気な赤ちゃんを産みましょう!
我々も応援いたします!!

シリーズ生活習慣病 第18弾!

大きく変わる?基本健康診査

基本健康診査(市の健診)が、今年の4月から大きく変わります。

どうやら、『生活習慣病を徹底的に予防する』方向のようです。
その内容を、ものすごーく簡単にまとめてみます。

「今までの健診の基準とかなり違うのでは?」と、思われるかもしれません。
確かに混乱されると予想しますが、生活習慣病になる方がどんどん増えている現在、
なんとか水際でも食い止めようと、国が真剣に取り組みだしたということです。

ところで、
「この基準って、いつもかねしろ先生が言っている数値に近いのでは・・・?」
と、お気づきの方!大正解です!!

例えば、HbA1cは5.5%以上で動脈硬化は進みますし、5.0~5.4%でも糖負荷試験をすると、
殆どの方は糖代謝異常が見付かります。そういう意味で5.2%以上に設定されたのは、
実際的かつ画期的なことかと思います。

健診の基準値がどう変わろうと、皆さんが、『健康で長生きし、より良い人生を送ることが
できる』。これがかねしろ内科クリニックの願いなのです。

該当した人は、積極的に健康的な生活習慣を取り入れて、数値改善しましょうね。

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