Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

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Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

シリーズ生活習慣病 第49弾!

前回に引き続き、かねしろ先生のダイエット続報です。
後輩医師である篠田先生(し)が、かねしろ先生(か)に、直撃インタビュー!

し:かねしろ先生、ダイエットを始めたきっかけを教えてください。

か:久しぶりに大学時代のテニス部のときの写真を見て・・・

し:そのときは痩せていらしたと?

か:そうです。お腹もぺっちゃんこ!、カッコ・・・。

し:良かったんですね(笑)。

か:決意してから、最初はカロリー制限と1日1万歩を歩くことから。
肥満の段階で無理をして膝を壊したり、腕立て伏せで肩を痛めたりしないよう、少し体重が減ってから徐々に運動を強化していくのが大事と、頑張っています。

し:先生、毎日かなり激務じゃないですか!時間なんて…どうやって?
か:時間はないけど、気合いです!
朝起きて、水を飲んだ後、腹筋→体重測定→シャワー→体重測定。
そして、全裸で鏡でウエストチェック→トイレ→また体重測定。
クリニックに早出し、座らずにカウンターでカルテをチェック。
膝を左右交互にカックンカックンとリズミカルに曲げる運動をしながら、 それを60分!
たいした運動ではないようですが、60分間ずっと動いているので、後で足がだる~く・・・。
毎日続けると足が引き締まります。
診察はアクションと声を大きく!!カルテは自ら運び、患者さまに痩せたことをアピール!
ランチは油モノを排除。ご飯は半量に。夜のお付き合いも半分に。
ちょっとでも時間があれば、スポーツジムに飛び込み40分走る!
家の夕食は軽く、家族の半分量。でも野菜は山盛りに。
そして、寝る前に勝負の体重測定!!
寝る前の体重が朝と同じなら翌朝は必ず痩せています!

し:な、成程・・・(汗)
朝から晩までダイエットですね。私もウエストが気になるので見習います・・・。

か:そう?
じゃあ、篠田先生が痩せなかったら、お給料減らしておくね!!

し:えっ!?
わ、わかりました。頑張ります!!

シリーズ生活習慣病 第48弾!

18年前の素敵さへ

かねしろ内科クリニックを開院する2年前、私の身体はパンパンに太っていました。
そこで、減量を始めて86→71kgに成功!

しかしその後、接待やら先生方との飲み会やら講演会やら…
知らぬ間に77kgにリバウンド!

よくある話ですが、これでは示しがつきません。

そこで、『どうせなら昔の62kgに』したいなぁと、始めました!ダイエット!!
始めてから6週間でマイナス6.5kgに成功!!
会う人会う人皆驚きます。
それではコツをちょっとだけお知らせ致しますね。

まずは、
(1)『決心』すること。この固い決意を周りの人全てに発信し、(2)皆にわかってもらいましょう。
そうでないと、お菓子をくれる悪魔(笑)がいつまでも邪魔します!
それに、(3)有言というより、『公言』実行することで、後に引けなくなります。

基本は、(4)食事制限と運動。必ず両方必要です。
極端なカロリー制限をすると、筋肉がエネルギー源として使われ、
『ダイエットすると力がでない・疲れる』などの原因になります。
適切なカロリー制限とエネルギーを消費する筋肉量を増やしましょう。

最初の2ヶ月はメキメキ体重が減りますので
(5)周りに自慢します!必ず感動してほめてくれます。
お世辞で、「痩せなくたって大丈夫。」とか、嘘つきも多いですが(笑)。

まぁ、受験勉強と同じで、歯を食いしばって頑張ることも、時には必要です。
苦しいことですが、工夫次第で私みたいに楽しめることも出来ますので、
どうか、一人で孤独なダイエットではなく、周囲を巻き込んで、
皆と賑やかに楽しんで実行しましょう!

あっ!今、原稿を書いているうちにまた痩せた!

今度は誰にほめてもらおうかなっ(笑)!!

シリーズ生活習慣病 第47弾!

野菜を手軽に食べるコツ

今年の春は天候の変動が激しく、春キャベツが1個で300円!なんてときもありました。

野菜は糖尿病の治療のため、健康維持のため、毎食必ず食べて欲しい食品ですが、
『値段が高い』、『手間がかかる』、『何をどう食べてよいか分らない』など…。
実際、野菜をしっかりとるのはむずかしいですよね。

そこで、私から知恵をひとつ。

朝食に野菜を食べられない理由のトップは、「作る時間がない」。
そこでかねしろ内科秘伝の解決法を授けましょう!…(笑)

とっても簡単です。
夜のうちに、キャベツやキュウリ、トマトなどを切って冷蔵庫へ!
これなら翌日は食べるだけ!!
ノンオイルのドレッシングや、ポン酢などを少しかけるだけで、
手軽に野菜が食べられます。

余裕があれば、ブロッコリーやもやしなども茹でてみたり。
共働きの方もこの方法なら、なんとかなるかと。

そうやって、『朝はしっかり、昼は普通に、夜は軽く』と、食べることで、
理想的な食事ボリュームとなるのです。

以前、元・外務審議官の田中均氏の新聞記事で、
「言葉が人の心を動かし勇気づけるのは、言葉を裏打ちする経験や行動のなせる業…。」

我々スタッフの言葉が、皆様のためになりますように。

シリーズ生活習慣病 第46弾!

祖父 金城政亀

診察室のカルテ置きに、そのメモはありました。

”しばらく来院ナシ。その後他院(非専門)に通うも途中で中断…
心筋梗塞を起こし、救急車で…”

さらに、私宛に搬送先の病院からの紹介状が。

『ああ、この患者さまは、糖尿病の治療を自分でやめてしまい、
その結果、血圧や血糖値があがり、最悪の結果に…』
などと想像していると、なんと目の前にその患者さまが。

管理栄養士に付き添われながら、
「先生!もう(通院を)サボらないって約束していただきました。ねっ!!」

そうです。
命は助かったのです。
患者さんの照れ笑いに安堵し、「おかえりなさい、ところで何でサボっていたの?」と、伺いました。

皆さんの理由の第1位は、『うっかり忘れてそのまま』となってしまうことです。
そして、何となく行き辛くなって悶々とし、
理由の第2位である、『症状がないから大丈夫だろう』と、思ってしまい、
そのまま治療の中断へ…。

つまり、『癌(がん)』ほど怖くないのです。
糖尿病は、大半の方が無症状ですが、通院をやめてしまうと
心筋梗塞と脳卒中の合併症を起こす確立が高くなり、
実は大きな病気につながる怖い病気なのです。
絶対に途中で通院をやめないでくださいね。

ともあれ、通院と同じ位予防は大切。
食事と運動、医師の指示のもと、のんびり散歩をしてください。

私の祖父である金城政亀は、沖縄県の医師会長まで務めた努力家で、
孫の私にいつも「勉強も1番、遊びも1番を目指しなさい。そしてよく歩きなさい。」が、口癖でした。
当時から運動が大事を訴え、家の近所だけでなく、車で出かけてきれいな風景の所を散歩していたようです。

私も祖父の教えを守り、毎日1万歩頑張っています。
いつもポケットに入れてある歩数計がその証拠です(笑)!

シリーズ生活習慣病 第45弾!

通院という保険

「なんでそんなに血を採るの?」

糖尿病の患者さまが毎月通っていただいているなかで、我々は様々な項目を調べております。
肝・腎機能、LDL・HDLコレステロールに中性脂肪、尿酸、栄養状態、そして貧血など。

今まで大丈夫だから…と、思ったら大間違い。
毎月の変化を診ていると、「あれ?」と、『臭う』ことがよくあります。
精密検査をして、何も出なければ「笑い話」。
しかし、嫌な予感が当たってしまうことが…。

「発見が早かったから、処置も簡単ですみましたよ。よくあの変化で予想されましたね。」
と、紹介先の医師からお言葉をいただけると、褒められて嬉しいより、ホッとする瞬間です。

我々はスタッフ一丸となって、生活習慣病と戦い、動脈硬化から来る心筋梗塞・脳梗塞で
患者さまが命を落とすことがないよう、また、糖尿病に特有な合併症を起こさずに寿命を
全うできるよう、毎日真剣勝負をしております。

しかし、せっかく血糖値などが改善しても、もし癌(がん)で亡くなってしまったら元も子も…。
先日、「癌検診」で発見されるよりも、通院中に見つける方が多いという発表がありました。
毎月通っているからこそ、初期で見つけやすいのかもしれません。

特に男性は病院が大嫌い。
例えば、男性の貧血はかなりの確率で悪いものが隠れているので、必ず調べなければなりません。

だから、針を刺す天使の看護師さんを、悪魔と呼ばないでくださいね(笑)。

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