Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

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Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

シリーズ生活習慣病 第78弾!

トイレ掃除

東林間に開院してから7年がたちました。
お店や病院に入ると、一番気になるトイレ。

当初から「世界一きれいなトイレを目指す」というスローガンをかかげ、
私も診療中に自分が用を足すとき、
トイレが汚れていればピカピカにしています。

家でも経験の無いこと。
初めはなんとなく慣れませんでしたが、
しばらく時間が過ぎると自然に体が動くもので、
この7年、クリニックだけでなく、
お気に入りのお店でもキレイにしてしまいます。

人は、綺麗な所を、わざわざ汚そうとは思わず、
むしろいつもより気をつけるもの。
そうすると、お気に入りのお店がいつも清潔で嬉しいものです。

運動習慣も同じです。
動くのが好きではない人は、結構多いもの。
でも、無理のない程度の散歩でも充分、だいじょうぶ。

ちょこっとでも毎日していると、
あら不思議、いつのまにか散歩が好きになっているのです。
さらに、周りの人がそれを見て、ふぅ〜ん、と
意外に影響力があるものです。

先月から、健康運動指導士がクリニック内で、
身体の動かし方、楽しさを教えています。
そうすると、それを見ている他の患者様が
「私も!」と身体を動かしてくださるのです!
嬉しいことですね。

何を隠そう、私は昔から走るのが苦手。
でも、4年前からジムでのんびり走っていたら、
いつのまにか走るのが苦ではなくなりました!

そのせいで、春に駅伝(皇居一周)に出るハメに…
あぁ、体重減らさないと…(汗)

あっ おもちは1食につき1個までですよ!

よいお年を。

シリーズ生活習慣病 第77弾!

プロゴルファー

ゴルフの練習を始めて半年たちました。
だんだん楽しくなってきました。

実際のコースに出て、コーチに教わりながらまわるコースレッスンも3回目。
「今日は、うちにいるトーナメントプロもご一緒してよろしいですか?」

伊澤秀憲プロ(21)、
ん? どこかで聞いた名前…

そうです、彼のおじさんは、あの伊澤利光プロ!
なんと『同期の石川遼君に競り勝ったこともある』と聞くと、
どんなにすごい若者か想像がつきますよね。

当日、「おはようございます」と礼儀正しい好青年、
私と同じくらいの背で細マッチョ。

最初のティーショットで驚きました…
“ジェットエンジンが付いている”ような、
ボールが風を切る音とスピード。
ピンまで345ヤードのところ、320ヤード以上飛んでいました。

一方、私は… 半分くらい?(笑)
まあ、プロには永久に追いつけないことは一発でわかりましたが、
コツコツ練習を続けていると、
この私もハーフを63→53までスコアが伸びました!

糖尿病治療もまたしかり。
我々、クリニックのスタッフ(プロ)の指導内容を
すべてクリアすることは、ゴルフ同様、無理なことです。
でもコツコツがんばると、だんだんよくなってきます。

もうよくなったから… と、外来をちょっとサボると、
知らぬ間に悪化している糖尿病。
まるでゴルフの練習をサボると、下手に戻ってしまうのとそっくりです。

定期的に通院してチェックすることが大切ですね。

なんの分野でも、プロはやっぱりすごい。
私もコツコツ練習に通いますね!

シリーズ生活習慣病 第76弾!

検査技師さん 募集中

「限界、ちょっと入院したい…」
上司と会食中に、突然母親から、携帯が鳴りました。

風邪をこじらせてはいたものの、
いっこうに熱が下がらず、食事もとれず、5kg痩せた…
と、弱った不安そうな声…

母が信頼している上司が電話を代わってくださり、
『金城君と、ベストな病院を今から見つけますから、お母さん、大丈夫!』
のお言葉に、母も落ち着いた様子。

会食を中断し、
すぐさま旧知の医師、菅原内科部長(大和成和病院)に直電を入れると、
ベッド確保、即OKのふたつ返事。

入院中も、先生や病棟スタッフに大変よくしていただいたようで、
皆さんに感謝感謝の退院でした。

それにしても、
知らぬ間に、母親は年老いて弱くなっていたのには驚きました。

知らぬ間にと言えば、糖尿病の合併症。
眼底出血→失明、腎不全→透析、心筋梗塞、脳梗塞といろいろありますが、
神経障害も、知らぬ間に忍び寄る怖い合併症です。

直接すぐに“死”には至りませんが、
痛い・熱いがわからなくなると、
足をケガしても気がつかず、傷が悪化。
もともと動脈硬化で血流が悪く、免疫力が低い状態が重なり、膿んできて、
ついには壊疽(えそ)→最悪、足切断!となる方が…

東林間の本院も、もうすぐ開院して7年になります。
院内がかなり狭いため、来年、近くに新しく分院ができます。

神経障害の診断をするために、
神経伝達速度の検査をできるようにしたいと思います。

そのため、すべてのスタッフ大募集です!
特に、検査技師の方、一緒に楽しくお仕事がしたいです!

シリーズ生活習慣病 第75弾!

8人の女神たち

『炭水化物抜き』『1日一食』『きな粉はやせる』
『運動は必要ない』『肉を食べよ』
『熱中症予防にスポーツドリンク』『柑橘類で脳梗塞予防』…

テレビやダイエット本の流行りのフレーズに、皆さん踊らされ、
結果、かねしろ内科はむしろ患者様が増える一方(笑)
正解なのに不正解?!

基本的には、“過ぎたるは…”をもとにひも解けば、自然にわかる内容です。
炭水化物(主食)を抜けば、確かに血糖値は食直後には上がりにくいですが、
油や肉ばかりでカロリーをとると、翌朝の血糖値が上がったり、
コレステロールが増えたり、腎臓に負担かかったり…

3食バランスよく、低カロリーが理想的ですが、
私のように夜の外食活動(活躍?)が激しい場合、
カロリーオーバー防止のため、朝昼抜くことはあります。
でも、野菜やたんぱく質、穀物の1日必要量のバランスは、
夕食だけで完璧にしています。

例えばお寿司屋さんは、野菜が不足しがちですが、
特別に野菜料理を出していただきます(ずるい…)。
ですが、一般的には1食でバランスをとるには、
頭を使い、相当努力が必要です。

きな粉は、確かに油は少ないですが、万能薬ではなく、
お肉の仲間のたんぱく質です。
他のおかずのカロリーが高ければ、当然太ります。

運動し過ぎで無理をするのはいけませんが、
筋肉を保持するべく、散歩をするのは最高です。

肉をまったく食べなければ、鉄や必須アミノ酸不足になりますし、
食べ過ぎれば前述のごとし。

運動選手ならまだしも、患者様がスポーツドリンクを飲むと、
塩分過剰かつ血糖値が上がります。

食事が守れず、動脈硬化が進んでしまう状態で、
柑橘類をとっても、全く無意味…

少し考えればわかることなのに、我々は情報に惑わされやすいですね!

ところで、良くなってきた患者様がこの間、当院の栄養士に
「この女神の言うこときいたらからだよ!」と嬉しいお言葉を。

そうそう、何か行動を起こす前に、
ぜひとも女神に相談してからお願いしますね!

シリーズ生活習慣病 第74弾!

ドラマチック、オリンピック

寝不足の主犯のロンドン五輪。
我が国に限らず、様々なドラマに感動しましたね!

「まさか」のメダルに届いた選手や、逃した選手。
もちろん、みんな真剣にやった結果です。
出場できるだけですごい舞台…
でも、メダル取らなきゃ、金じゃないと…
様々な批評がありましたね。

我々糖尿病の外来も、同じようなテーマがあります。
「必ず金、完治しないといけないの?」
もちろん、金メダルは最高、称賛に値しますが、
五輪入賞、糖尿病で言えば、境界型の域でも十分の頑張りです。

たとえ入賞しなくても、実力を出しきった、
最高の笑顔で手を振る選手にも我々は感動するように、
頑張って努力されている患者様が、なかなか目標ラインに達しない…
いいんです、そのために我々がいるのです。

『今よりも少し改善した、また来月少しずつ…』
完璧な人間などいるはずもなく、金を取れる患者様は、ほんのひと握り。

食べたいものは無限にあり、運動する暇なく時間が過ぎる現代。
一人で強い精神をもって戦えるメダリストはなかなかいません!
かくして私も、なかなか目標体重に達しません(笑)

お薬も、毎日三回飲むのは大変!という方々のために、
まだ治験の段階で発売されてはいませんが、なんと週一回飲めばよいお薬も。
我々は、全国に先駆けて、治験という形で提供しています。

あらゆる手段を使い、すべてのスタッフが一丸となって頑張っています。
そういえば、団体のメダルいっぱい取れましたね!
みんなで頑張ると、やっぱり感動しますよね(涙)

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