Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

東林間

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鶴間

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Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

シリーズ生活習慣病 第97弾!

夢の新薬、やせ薬?

「今までいろんな病院に行ったことがあるけど、
こんなに親切で充実しているクリニックは初めてです!
うわさ通りでした、金城先生」

…嬉しくて鳥肌が立ちました。

スタッフの職種や人数もかなりおり、
待合室の患者様より多いこともしばしば(笑)。

需要<供給、かつフル活動で頑張っていることを
評価していただけたのかと。

こと食事については、
いっぱい食べれば体に良くない…のが残念なところ。
需要供給バランスが崩れれば肥満に。

私に限っては、毎晩が大宴会なため、
アルコールだけで500〜800kcal!
つまり、夕飯だけで1日の所要量を供給…
太らないためには、朝・昼は食べられない毎日です。

まぁ、多忙で食事もろくにとれないのは日常茶飯事。
東芝林間病院時代“5分間休憩・ヨーグルトのみ”で
患者様120人/6時間…

『ちゃんと3食バランスよく…』
と栄養士さんに怒られそうですが、
食べれば確実にカロリーオーバー。

カロリーだけ外に出せないものかなぁ?
なんてことが、現実になりました。

【SGLT-2阻害剤】
食べ過ぎて血糖値が上がってしまわないように
尿糖としてオシッコに出してしまえ〜
という糖尿病のお薬です。

よって、ちょっと食べ過ぎたエネルギーを
外に出せることになります。

つまり、痩せます。

ただし、あまりに食事が守れないと
お薬も歯が立ちません。

また、尿量も増えるので、
いつもより1リットルは余計に水分をとらないと
脱水になります。

本院も9年経ち老朽化。
8月からしばらくお休みし、
すぐ近くの『東林間かねしろ内科クリニック(分院)』
で診察いたします。
おおくのスタッフでお待ちしております。

シリーズ生活習慣病 第96弾!

後輩の未来

『金城先輩、お久しぶりでございます。』
今年の春に大学生になった湘南高校の後輩に、OB会で会いました。

「おぅ、どうよ?大学は(←先輩風(笑))」
『後悔しています』

…一気にテンションが下がりました。

うちの朝倉先生も湘南高校なので、
彼と三人一緒に進路について相談したことがありました。

彼は医療系の仕事を望んでいたので、
我々は選択の幅の広い医師を勧めましたが、
医師ではなく、親御さんと同じ道を選んだようでした。

『やはり、医師にならないと自分のやりたいことができないと、
入って初めてわかりました』
「だから言ったのに…」

さて、彼の夢を実現するには、医学部再受験しかありません。
本人も、その希望はあるものの、
『経済的に厳しいです』

私立大学は高額ですので
「国公立を目指せば?」と助言しましたが、
入学金がもう支払えない、と。

私にも高校時代がありました(笑)。

行きたいと考えた小さな塾の面接で、
「数学だけ教えて下さい。
英語も受けたいですが、月に◯万円もお支払いできません」

塾長は目に涙を浮かべ、
『バカ者!君のような世の中に必要な人間の未来を、
経済的理由でつぶすわけにはいかない。
授業料はいらないから全部出ろ!』

…鶴間のクリニックに飾ってあるスヌーピーの絵は、その塾長から。

同じ思いに目頭が熱くなり
「バカ者!受かってから金城先輩に言いに来い!
湘南の先輩がなんとかしてやる」

話変わって、糖尿病の合併症、脳梗塞など起こさぬよう、
まずは頸動脈エコーをやりましょう。

もし、動脈硬化が始まっていたら…

その時は金城先生がなんとかします!

シリーズ生活習慣病 第95弾!

とりビー?

今年の糖尿病学会は食い倒れの大阪!
と、「まずは」発表です。

看護師と心理カウンセラーの2人が
何ヶ月もデータをとり、原稿を書き直し、
汗だくのリハーサル…
よく頑張りました。

一方、私と看護師長は大阪を通り越し、神戸へ。
インスリン注射をされている患者様について
講演して参りました。

ひと仕事終わったあとは反省(飲み)会。

福山雅治さんの新曲『とりビー』のごとく
「とりあえず」ビール(本当はシャンパン)
で乾杯!

関西はお好み焼きなど、粉系のおいしいお店が…
でも「まずは」野菜から。

胃腸を通過した野菜は、
小腸のホルモン(GLP-1)分泌を刺激し、
膵臓でのインスリンの準備を。
野菜を食べ終わる頃には、血糖の上昇に対応可能に。

でも、粉系の穀物から食べてしまうと
先に血糖が上がってしまいます。

カロリーのない野菜からだと
ホルモン分泌のスイッチが入るだけなので、
インスリンの準備が間に合います。

「とりビー」は人道上(個人的に)よしとして、
乾杯のあと「まずは」野菜から食べましょうね!

しっかり噛んで120gの野菜を食べ終わり、
串揚げへ…

ストップと言うまで出てくる出てくる!

本当に食い倒れる〜(笑)

シリーズ生活習慣病 第94弾!

9年目、広く深く総合的に!

神奈川県央エリアにポスティング配布されている
地域密着型フリーペーパー『リベルタ』に
毎月コラムを連載させて頂いています。

そのリベルタさんから、毎年取材もお受けしているのですが、
今回の取材“患者さんのための新しいホスピタリティについて”
の模様をお届けします。

——先生、本院に鶴間・東林間の分院と空間も広くなりましたね。
さらに、先生のところは糖尿病や甲状腺の患者さんのために
多くのスタッフの方々が関わっていらっしゃいますが…

「おかげさまで素晴らしいスタッフが集まってくれています。

7名の管理栄養士は、[かねしろキッチン]と称して
低カロリーのメニューのクッキングショーを始めました。
大変好評でリピーターも多いですよ。

また、看護師は、インスリン治療が嫌な患者様の
生活上の問題を相談したり、
血管年齢を出す動脈硬化検査の結果から、
患者様が『これはまずい…』と思ってくださった後の
努力の手助けを模索しています。」

——他にも、普通、クリニックでは見かけないスタッフ様もおられますよね…

「はい、今までは、いつも栄養士や看護師などが
患者様の不満や悩みなどを聞く役回りでしたが、
今は心理カウンセラーがゆっくりとお話を聞いております。
心が沈んでいたり、ストレスがたまっていらっしゃる方の気持ちを
楽にしてさしあげているようです。

また、健康運動指導士による、
待合いでの、ちょっとした運動のヒントやワンポイントレッスン。
鶴間での室内体操教室は、笑いが絶えず、満員の状態です。

新たにお薬を処方したときなどは
院内の薬剤師による丁寧で必要十分な薬の説明が役に立っています。」

——他には…

「4名の臨床検査技師による頸動脈エコーは
脳梗塞の予防に非常に助かっています。

最近では、認知症や介護を要する方を
CS(いわゆる受付さん…我々はクリニカルサービスと呼んでおります)
が即座に感じとり、院内の介護福祉士による相談・解決を
無料で行っております。」

——そんなに多くのスタッフを抱えようと思われたきっかけは何でしょうか?

「我々は画期的な新薬を試すために
治験コーディネーターにも活躍してもらっています。
確かに新しいお薬はよく効くのですが、完治はしません。
それどころか、しっかり生活習慣を守らないと
せっかくの新薬もあまり効かない場合があります。

診断と治療、食事・運動・心理…
すべての要素が微妙なバランスでかかわりあっていることに、
だんだん気がつきました。

ひとつでも欠けると、歯車はうまく回らないのです。」

——それだけ充実された状況でも、なかなか治らないのが生活習慣病なのですね…

「完璧な方はほとんどいませんよね。
私もシャンパンが大好きでやめられません(笑)

大切なのは、現状より改善を目指すのは当たり前として、
患者様が[かねしろ内科]を選んでくださったからには、
いかに人生を豊かに保ちながら、
できるだけ合併症を起こさないように作戦を立てていけるか、
楽しい生活をどこまで維持できるか、
あらゆる視点から患者様を支えてゆく…

そのために必要と考えるスタッフであれば
採算を度外視しても、私はそろえたくなってしまうのです…」

——どこまでもどこまでも、広く深く、
さまざまなことに本気で取り組んでいらっしゃる

金城理事長の熱意をあらためて感じたひとときでした。

シリーズ生活習慣病 第93弾!

カッパのお皿

ある日、10年以上私が拝見しているMさんが
「今度、サントリーホールで唄う!」
ということでチケットが私のもとに届きました。

[3.11チャリティーコンサート、0円、但し1万円以上の義援金を]

…太っ腹(←実際にも?)の金城先生は
鞄にあった“クリニック受付両替用袋”に入っている
千円札・五千円札をガシッとつかみ
『これでお願いいたします』と納めました。

「えっ、本当ですか?!ありがとうございます!!」
とかなり驚かれましたが、
この義援金が、[夢を叶える力になる]のであれば、
と、嬉しくなりました。

東日本大震災で孤児となった240人、遺児約2,000人…
子ども自ら選択した進路や希望を実現できるようサポートするために
(社)3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構(3.11塾)
に預けてまいりました。

超著名アーティストが素晴らしい唄や演奏を披露し、
最後にMさんが合唱団として
『丸い地球〜♪』と熱演されました。

たびたび涙した、あっという間の3時間半。
ホールを埋めつくした2,000人のサポーター…
現地との温度差は当然ありますが、
暖かさを肌で感じたひとときでした。

ちなみに、コンサート中は飲食禁止。
しかし、途中喉がカラカラになったので
こっそり、しっかり、お水を飲みました。

風邪予防(粘膜保護)、腎臓保護にはお水が必要不可欠。
カッパの頭のお皿と同じ。
乾いたら(喉が渇いたら)手遅れです。

可能ならば30分に一度は水(お茶、ブラックコーヒーも可)
をちょこちょこ飲みましょう!

東林間かねしろ内科クリニック(分院)
今日のこの日、一周年を迎えました。

サントリーホールの客席では足りない、
総勢3,000名を超える患者様に
定期的に通っていただいております。

丸い地球の上、
被災地に陸でもつながっているこの地で、
我々スタッフ一丸となり、
できるサポートをさせていただきたいと思います。

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