Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

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Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

シリーズ生活習慣病 第109弾!

もっと早く

ご存知ですか?
『御朱印めぐり』

御朱印帳と呼ばれる手帳に
神社やお寺の方が、筆で
日付や名前、フレーズを書き
最後にハンコを押してくれる…

聞いたときはピンとこなかったのですが
実際、経験すると「楽しい♪」こと!

「今日はどの地域を巡ろうかなぁ」
と行き先を決めたら、
次男と一緒にリュックでレッツゴー!
可能なかぎり歩きます。

目当ての神社・お寺に着いたら
有名なところは混雑していて並んでいるので
さきに「御朱印受付」を探し、例の手帳を提出。

一冊一冊手書きなので、
その場で書いていただける場合と、
整理番号をもらうパターンなどさまざま。

目の前で書いていただける場合は、かなり感動的。
「すごいなぁ!」
なんでそんなに上手に、筆で書けるのか不思議です。

御朱印にも、それぞれに個性があって
まさに芸術作品です。

1日でかなり歩くので、運動にもなるし、
神聖・新鮮な空気も吸えるし、
もっと早くから巡っていればよかったです。

「もっと早く」といえば、
最近、患者様が「歩けない、認知症になった」など
さまざまな理由で来院できなくなることがあります。

そのような患者様のためにチームを組み、
在宅(往診)で、糖尿病の治療を始めました。

「なんでもっと早く…」と大変喜ばれました。

もっと早く…ということ、
まだまだありそうですね。

シリーズ生活習慣病 第108弾!

自転車とお餅

おかげさまで、鶴間のクリニックが今月で7周年!
その7年前の、開院前日の事件…

車でクリニックに向かっていた私。
高速が渋滞だったため、一般道におりて
『大正解♪』と思った瞬間、
目の前にふられた大きな旗…

誤解です!
そんなにスピード出していないんだけどなぁ…

それを機に、私は決意をしました。
【完全にルールを守る!】

今では完璧に速度厳守。
一時停止は二段止まり、踏切は窓明け、
左折は左ライン寄せ…

規則を守ると、それぞれの理由がわかってきました。
なんでこんなところを30km/hで?と思っていたのも、
最近は、なるほどと思えてきました。

テレビで、
「車の性能が上がったんだから速度も上げるべき」
なんて意見もありましたが、慎重な検証が必要ですね。

誤解といえば、深刻な誤解があります。
歳をとり、飲み込む力も衰えていることに気がつかず、
お餅をのどにひっかけてしまったり、
いままで上手に乗れていた自転車が、なぜ…?
転倒しケガをされる患者様がいらっしゃいます。

70歳を過ぎたら『お餅と自転車は禁止!』

ちょっと最近、物忘れが…となれば
車の免許も考えないといけませんね。

そういえば
『そんなに食べていないのに…』
なかなかやせない患者様のカロリーの誤解、

気持ちは本当にわかります!

シリーズ生活習慣病 第107弾!

手紙

「あれからメリハリつけて楽しく食べて生きています!
これ、読んでもらえますか?」
と、患者様からお手紙をいただきました。

『糖尿病治療にて長い間御世話になっています。
5/7、初期がん再治療について 種々金城院長先生に
今後の対応など相談させて頂きました。

その際 先生の親身になっての相談を受けて頂き
大変うれしかったです。

昔よく言われていましたことばに
「病気を治す前にまず心の病を治せ」
最近ではまったく見られません。
まさしく今回の先生の対応そのものです。
患者にとりまして、なにより心強く、感謝です。

又少し話が変わりますが、このクリニックの先生、
看護師、スタッフの方々皆様全員
笑顔で優しく明るく対応してくれています。
これほど多数の方々が居れば「1人ぐらいは…」
と思いますが、1人もいません。
これは院長先生の指導でもあり誇りです。

どうしても一言御礼が言いたくて、
失礼と思いましたが一筆書きました。
ありがとうございます!!』(原文通り)

…お手紙を手渡され、その場で読ませて頂き、
泣きそうでした。

その時は私たちが患者様を元気づけ、
いま、患者様から力をいただきました。

我々はよい医療ができているという自負に加えて
ますます頑張らねば…と。
うれしかったお手紙を紹介させていただきました。

シリーズ生活習慣病 第106弾!

人生

『金城、コーヒー飲みに行くぞ』
元上司に所用があり、昼休みに訪ねたときのこと。
そこはかつて私も行きつけの珈琲屋さん。

「いつもの」と言わずとも、
マスターがお客様の好みのコーヒーを覚えているのに、いつも大感心。
(上司は確か、モカだったかなぁ…)と思った瞬間

『マスター、人生を』
人生??

どんなコーヒーか聞くが早いか
『金城のところくらいスタッフが多いと、
なかなか思い通りいかないだろう。

何回言っても同じミスしたり…仕方ないんだよ。
特に今の若いもんは、修行なんて概念は無理。

はじめから微糖コーヒーみたいなのに慣れて、
ブラックコーヒーの経験もない。

ある意味、疾患を抱えていると思ったほうがいい。

でも諦めちゃダメだ。
少しずつでもいいから変えるしかない。

おいら達が治療をあきらめないのと同じでな、
手を変え、品を変え…』

いつもながら、
部下の状況を把握しているのには頭が下がります。

『この“人生”っていうコーヒーは、
カクテルみたいに二層になっていて、
上が苦いブラックコーヒー、下が甘いシロップミルク。
上からゆっくり苦味を感じて味わうんだ。

はじめはつらいに決まっている。
それが長く続くんだけど、
あるときから少しずつ甘くなるんだ。

おいらは今、そんな時期かなぁ。

人生みたいだろ。
だから“人生”って名前にしたんだ、わかるか?』

まさに、かねしろ内科の理念
[患者様は家族と同じ]に通じる言葉。

私の誕生日にふさわしいプレゼントをいただきました。

自分の家族なら、と思う治療を
これからもすすめていきますね。

ちなみに、あの“人生”というコーヒー、
最初から混ぜて微糖コーヒーにしたら台無し。

最初の我慢があるから、楽しみが際立つそうです。

珈琲だけに深い!

シリーズ生活習慣病 第105弾!

五十肩?

私が約一年前から病んでいた
右手の腱鞘炎の痛みもあとちょっと。

暖かくなってきたので
そろそろゴルフでも再開しようかなぁ…と思ったら
突然、左肩関節が痛い!

「ガーン… またしばらくゴルフができない…
予告なしに、知らぬ間に… なんの兆候もなく」

五十肩にかぎらず、どんな病気も
寝耳に水状態で知らされたときの心痛は
はかり知れません。

「なんで私が…」
小児の1型糖尿病もそのひとつ。

2型と違い、生活習慣が普通でも発症、
それもある日突然…

1型の特徴は、自分のインスリンがまったく出ないこと。
すなわち、インスリンの注射を常にしなければなりません。

2型の方は、同じようにインスリンを打っていらっしゃいますが、
食べた量(カロリー)に対してインスリン量が足りなくても、
自分のインスリンも少し出ているので、
血糖値は安定しやすいのです。

がしかし、1型は自分のインスリンが出ないので、
外から打つインスリン量がカロリーと合致しなければ、
血糖値ははね上がったり、下がりすぎたり、
乱高下してしまいやすいのです。

目の前のお食事と、食後の活動量を予測して打つのは
なかなかうまくいきません。

1型の方は、一日中、インスリン量と血糖値の乱高下が
頭から離れないのです。
「もう嫌だ!」と感じるのは当たり前ですよね…

私は、その1型の患者様のために、
日本糖尿病療養指導士(CDEJ)、看護師、
管理栄養士、健康運動指導士、臨床検査技師、
クリニカルサービス(医療事務)、
そして心理カウンセラーからなる特別チームを組みました。

1型のための「治験」も始まります。
目標は「悩まず長生き」…

血糖コントロールの究極の目標は合併症を起こさないこと。
しっかり動脈硬化を評価して、
楽しい人生を送るべくプロデュースいたします!

プロデュースと言えば、
テレビやラジオのプロデューサーは大忙し。

私は4月16日(木)の文化放送のラジオ出演のために
今から打ち合わせです。

仕事大好き!
あら、左肩、大丈夫かも(笑)

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