Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

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Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

シリーズ生活習慣病 第121弾!

選挙権

18歳以上に引き下げられた選挙権、
『誰に投票するべきか』

うちの長男も時間ギリギリに
投票所に駆け込んだようです。

「最近の若い者(もん)は」
…いつの時代も大人たちは若者を批判するものですが、
日経新聞を読んで驚きました。

「〜女性の活躍促進の取り組みに着目して
政策を比べようと考えた。

そこで気になったのが
公約を達成するプロセスが分からないこと。

『詳細な説明があれば明確な未来像が分かるのに』
と残念がる」

高校3年生へのインタビューのひとつですが、
自分が18歳の時に、
こんなふうに政治を考える余裕があったかなぁ…と。

10代の投票率が45%にとどまった、とありましたが、
大人が2人に1人しか投票に行かないのに、
若者はむしろ立派だったと思います。

「教育現場で政治の話自体がタブーという風潮」
…もっと 我々大人が若者のために
環境を整える必要がありますね。

若者のために といえば、最近
「うちの子も検査をぜひお願いしたい」
という親御さんが増えてきました。

『リベルタを読むと、遺伝するかもって』
…正解です!

子どもの教育を早くから行う大切さと同じように、
糖尿病も早い段階、発症する手前で我々がサポートできれば、
将来の心配はほとんどありません。

環境を整える責任は我々大人にあります。
月に一回、日曜日の外来も始めましたから、
ぜひ一度考えてみてくださいね!

そういえば、私はいつもしっかり投票しています!

もちろんシャンパンも、いつもしっかり…

シリーズ生活習慣病 第120弾!

レガシー(遺産)

“grace under pressure”
その昔、ケネディ元大統領(JFK)が、
重圧の中、屈することなく、
気高さを貫いてみせたその指導力、
それを支えたガッツ!

キューバ危機のときに下した孤独な決断のおかげで、
世界は核戦争勃発の危機から救われました。

正しいと信じる道を行く勇気、
JFKのレガシーは、
キャロライン・ケネディ大使に確実に引き継がれ、
オバマ大統領の広島訪問という
新たなレガシーの誕生に貢献することとなりました。

糖尿病の研究でも『レガシー効果』といわれるものがあります。

ゆるく治療していた患者様と、厳しく治療していた患者様、
10年間の経過をみたときに、
結局は同じくらいの血糖コントロールになったとしても、
厳しくがんばった経験のあるほうに、合併症が少なかった。

つまり、早いうちに良くしておいたほうが
のちのち良いですよ、というお話です。

であれば、歳をとって糖尿病が悪くなるとしても、
可能なら“糖尿病なりかけ”(境界型)のうちに手を打てば、
かなりの確率で安心できるかと思います。

会社の健診でちょっとひっかかったけど…
と気がついたら、あっという間に
10年くらいたってから来院される方が少なくありません。
そしてそのときには、すでに動脈硬化が…

勇気をもって、早めに受診しましょうね!

それにしても、
JFKやオバマ大統領は大きなレガシーを残しましたね。

私も皆さまのためにがんばりますよ!

シリーズ生活習慣病 第119弾!

熊本城

4月、二度の激震予測を誰に頼ればよいのでしょう?

気象庁や専門家が日夜研究されていますが、
『今の地震学は、過去のデータに頼らざるをえない、
活断層がずれ動くのは、千年〜数万年に一度。
しかし、活断層が無いと安心していた住民がいたなら、
もっと丁寧な説明が必要だった(日経紙)』と。

かねしろ内科が11年目に入り気がついたこと、
それは心筋梗塞や脳梗塞を起こされる当院の患者様が
ほとんどいなくなったことです。

スタッフによる、病気の知識や情報の周知活動、
血圧・血糖値等の管理、
徹底した動脈硬化の評価と、その予防薬処方…

スタッフと患者様、
さらに患者様のご家族が一丸となった結果です。

誰かに頼らざるをえないことはいくらでもあります。
ぜひ、われわれを頼ってくださいね!

そういえば、今日乗ったタクシーの運転手さんが
別府温泉にお金を落としに行かれると。

「この1ヶ月で、15万人キャンセルが出たらしいから」

三年前の5月、
糖尿病学会で熊本に行ったのを思い出しました。

せっかく熊本に行けたのに、
「またいつか来るだろう」と観光もせずに…
後悔しています。
せめて熊本城だけでも、しっかり見学するべきでした。

被災された方は、いまは頼って元気になってください。
必ずまた熊本・大分行って貢献しますからね!

シリーズ生活習慣病 第118弾!

ポチ袋
海外旅行をすると、
ホテルやタクシーでちょこちょこ手渡すチップ。
ほんの気持ち、これっぽっちですが…

この「ぽっち」から名前がついたという「ポチ袋」
最近、持ち歩いています。

「とうとう、お座敷遊び?」
…いえいえ

たしかに、昔の関西方面、
特に茶屋女や舞妓さんにチップを渡すときの洒落た袋ですが、
世の中には様々なポチ袋があり、非常に楽しいものです。

ホテルのポーターさんに重い荷物でお世話になったときや、
レストランで特によくしてくれたサービスの方に、
ほんの気持ちを。

手渡すその袋に桜の絵があれば、
『いま、ちょうど満開ですね』
と会話にも花が咲きます。

ほんのちょっとのことですが、
素敵な時間の積み重ね。

ほんのちょっとといえば、
ちょこちょこお水を飲んでいますか?

外来でも、このコラムでも、水の重要性はお話ししていますが、
特に冬は、のどが渇くまでなかなか飲んでいただけません。

「のどが渇いたらすでに脱水状態」
そして腎臓は、常に水分を欲しがっています。
ひと口ふた口でいいので、30分に一度は飲みましょうね。

ちなみに、一気に大量に飲むと、
おしっこで一気に出てしまい、残念です。
ちょこちょこ飲んで、ちょこちょこトイレが膀胱炎予防にも!

もちろん、麦茶やほうじ茶、
ブラックコーヒー(砂糖・ミルク無し)でもOK!

ただし、「夏は脱水が心配」とスポーツドリンクを飲むのは、
腎臓にも糖尿病にも負担がかかります。
あくまでも、短時間に大量の汗をかく、
まさにスポーツ選手の飲み物です!
誤解しないようにしましょうね。

さあて、原稿も終わったので、
そろそろ大好きなシャンパンを(もちろんお水も)

ちょこちょこ…(笑)

シリーズ生活習慣病 第117弾!

九転十起

長男の高校の卒業式、
素晴らしい祝辞に感動しました。

七転八起ならぬ九転十起とはよく言ったもので、
淺野總一郎氏(実業家)の波瀾万丈の人生訓。

確かに人は、何度も失敗や挫折があるものです。
でもまたすぐに立ち直れるのも特技のひとつかと。

自力で這い上がる人もいれば、
人の助けをかりて頑張ることも多々あります。

びっくりしたことに、
『6年間、無遅刻皆勤の生徒の名前を呼びますので、
親御さんもご起立を願います!』

えっ?

『生徒諸君が無事に過ごせたのも、
父兄の方々のおかげです。御礼申し上げます!』

…なるほど。
やはり人間は一人でできることは限られています。
協力し合ってこそ、成し遂げられるのですね。

糖尿病もまたしかり。
ご本人、ご家族だけではなく、
我々もさまざまなスタッフが全力でサポートいたします。

クリニカルサービス 11名
─医療事務、おもてなし全般
看護師 14名
─笑顔と優しさがモットー
臨床検査技師 3名
─超音波検査、和やかな雰囲気で検査いたします
管理栄養士 8名
─栄養相談や美味しい健康食体験(現在 募集中!)
健康運動指導士 1名
─運動教室や個別の運動アドバイス
心理カウンセラー 1名
─心のケア
薬剤師  1名
─お薬相談
介護福祉士 1名
─介護相談〜施設への入所相談
視能訓練士 1名
─眼底検査

…そして医師19名

理解と知識の充足を目標に、
市民公開講座 『やまと糖尿病を知る会』
をシリーズでスタートいたします。

定員は40名(無料)
第1回は、わたくし金城がお話しします!
日時:4月16日(土) 14:00〜
場所:つるまメディカルホール
(小田急江ノ島線 鶴間駅前 ローソン2階)

お問合わせは、
鶴間かねしろ内科クリニック TEL 046-271-7410 まで。
ぜひいらしてください♪

第2回は、7月16日(土)です。

そうそう、現在当院では、
管理栄養士さんも大募集中ですので、
あわせてご連絡くださいね!

それにしても祝辞の中で、
『顔もろくに見ない、電子カルテの医者はムカつく』
…同感です!

いまだに私は紙のカルテで、
むしろ顔を見すぎ・しゃべりすぎ(笑)

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