Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

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Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

第162弾 トイレットペーパー

時は1973年。
オイルショックで不安になった市民が
トイレットペーパーを求めて行列をなし…
当時は大変なご苦労をなさったことと思います。

いま、同じように、ティッシュ、紙オムツ、
お米まで買いだめされて品薄に…

金城先生はうわさを聞いてすぐにリサーチ。
[原材料は日本に豊富にある、デマだ!]
かつ、常日頃から備蓄しているので静観しておりました。

ほどなくニュースでデマとわかっても
『わかっちゃいるけど買っちゃうのが日本人(笑)』
とインタビューで答え、列に並ぶ大勢の方々…
日本は平和なんだなぁ、と。

デマといえば、「これは体によい、血糖値によい!」
いっぱい聞きませんか?
はっきり言って、ほぼデマと思ったほうがいいです。

ほとんどの食べ物が分析されているので、
「何を食べる」より
「どのように/どのくらい食べる」のほうが意味があります。

すべての食材を、毎日少しずつまんべんなく、バランスよく。
そして楽しくのんびり食べることが大切です。

当院のチーム管理栄養士が、いつでも優しく教えてくれますので、
質問してくださいね。

ところで母親に当時のことを聞いてみると、
『そのうちまた販売するわと思って、買いに行かなかったわよ!』
さすが金城先生の母、肝が違うというか、気にしないというか…

新型コロナで気持ちが落ち込んでいる今こそ、
ぱぁーっとシャンパン飲みに行こうっと!

第161弾 お寿司

『まいど、いらっしゃいまし』
行きつけのお寿司屋さんほど居心地のよいところはありませんよね。

まずは泡からスタート。
野菜やおつまみから始まり、アルコールとお魚の饗宴に舌鼓を打ちつつ、
やっと握りに移るまでに2時間以上…

金城先生はほぼ1日1食のため、その日のネタはほとんどいただきます。
なぜかお寿司は毎日でも飽きません(笑)

毎日といえば、我々は[たんぱく質]を
毎日適量しっかり食べないといけません。
前回もお話ししましたが、不足すると自分の筋肉が使われて
無くなっていくため、最悪歩けなくなります。

血液中のタンパク量も減り、栄養失調に…
すると免疫力低下から、風邪など感染症が長引くことも。

ちなみに食べすぎると腎臓に負担がかかりますから、
実際の重さで1日300g位(肉・魚・卵の合計)が目安です。

特に高齢者は絶対に控えてはいけません。
鉄欠乏性貧血にも効果的ですよ。

さて、新型コロナに負けないためにも、
今夜もシャンパンと適量の?たんぱく質をもとめて…(笑)

第160弾 “百一賀”と“たん活”

年末に100歳になられた患者様。
還暦以外は数え歳でお祝いするため、満99歳は百賀…
『100歳は、えぇっと…』
そう、“百一賀のお祝い”といいます!

当日、金城先生は迷わず直撃インタビュー!
「長生きの秘訣はなんですか?」
『わしゃ、杖なしで歩ける。若いときは飛行機の部品作り、
そのあと農業、今はのんびりしているが杖なしで歩ける、ほら…』
と会話の中で5回も、杖を使わないことを
誇らしげに語っておられました。

『私も昔からよく歩いたけど、夫は速すぎていつもおいていかれました』
と話された同伴の奥様も御歳93歳!
健脚強脚のおふたり、頭が下がります。

健脚強脚といえば、日々のウォーキングだけでなく“たん活”も大切です!
お食事のたんぱく質が不足すると、自分の筋肉がどんどん使われ、
筋肉が減ってしまいます。
お肉・お魚・卵を、1日合計で300g食べるように心がけましょう。

そう、さきほどの微笑ましいご夫婦、
お正月にもご家族でお祝いをされるとか。
我々も(勝手に)シャンパンでお祝いです(笑)

第159弾 日本育英会

大学生の頃、父親が食道がんになり、
1年間学費などの補助を育英会さんから受けました。

苦学生には大変ありがたく、卒業後23年経ちましたが、
今も少しずつ返済。
毎月の返済額が低く抑えてあるので非常に助かります。

ところが先日、(チコちゃんなら怒るところですが)
ボーッとしていて通帳の残高が足りない旨の通知がきました。
まだ数年期間はありますが、長期間を本当にありがたいことです。

長期間といえば、妊婦さんは妊娠してから長いあいだ
大変な思いをして赤ちゃんを産んで、育てて、
それはそれは男子には想像がつきません。

糖尿病の遺伝子があると、かなりの確率で血糖値が上がりますし、
妊娠前に血糖値が高い場合は、なおさらさまざまなリスクが伴います。

かねしろ内科では、妊娠中および出産後の糖尿病の管理も行っています。
甲状腺機能や貧血もあわせてフォローしてまいりますので、
どうか安心してくださいね。

そういえば、先月無事に出産されたお母さんから連絡をもらいました。
これからの母子ともに健康を勝手に祈って、
今夜もシャンパンで乾杯です!

第158弾 台風

台風15・19号の水害はすさまじいものでした。
もちろんニュースでは、かなり大きな台風だと言われていましたが、
正直これほどの被害を引き起こすとは、誰が想像できたでしょうか…

被害にあわれた方が『自然』にはかなわないと話されていましたが、
たてつづけに2回もやってくるとは…

かなわないといえば、どんなに生活に気をつけていても、
「動脈硬化・プラーク」や「がん」を防げないことがあります。

よくご夫婦で来られて『くすり飲まなきゃだめかなぁ、
結果が良いのに、なんで俺だけプラークがあるんだ?』
遺伝子が違うので仕方ありません、お薬で治しましょう、と。

病気を治すため、あるいは予防するために
生活習慣に気をつけるのは大切ですが、
今回の災害のように、予想以上あるいは突然の地震など、
明日なにが起こるかわからない…

人生一回です!
楽しめるときに楽しんで、メリハリをつけた生活で、
そしてきちんと検査をして、その結果治療が必要なら、
嫌がらずお薬で治していきましょう!

さて、『備えあれば憂いなし』と親に教わったとおり、
お薬手帳と実際のお薬も、いつも携帯しましょうね!

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