Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

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Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

第147弾 「がん」の検査は大切です

久しぶりに出刃包丁と刺身包丁…(さびてるかなぁ)
おっ、大丈夫、切れ味もまずまず、よしよし。
昔を思い出し、魚をおろしてみました。

『どこで習ったんですか?』
子どもの頃に、父親の姿を見ていて、お手伝いをしたくらい。

大学の頃は、早朝、近くの南部市場に行って、
プロが買う横で口調をあわせて買い付け。
「キロどれくらい?」みたいな(笑)

年末なんかはイナダや鯛を手に入れて、
家でサクにして、ご近所に配っていました。
驚かれたり、喜ばれたり。

横綱級の鯛の骨はすごく太く、自慢の八寸出刃が刃こぼれすることも。
でも包丁屋さんに教わったように研いで、
すぐ水気を拭いて油紙に包めば、次も気持ちよく使えます。
日頃のメンテナンスは大切ですね。

日頃のメンテといえば、
いまや2人に1人がなるという[がん]の検査は大切です!

今年、すい臓がんだけで、すでに10人以上発見しました。
ほとんど早期で見つけているのでホッとしていますが、
その時に役に立つのがエコー(超音波)検査です。

甲状腺、頸動脈、心臓、お腹と様々な検査ができますが、
乳がんエコーは特に有効です。
マンモグラフィーと両方やれば完璧ですが、
マンモではわかりにくい場合もあるので、
「どちらか一方」ならば、エコーをおすすめします!

痛みのない検査で、
かねしろ内科でも、女性検査技師が2名いますので、
ぜひ年に1,2回はやりましょう!

そういえば、豊洲市場が始まりました。
落ち着いたら行ってみたいですね!
シャンパン飲みながらお刺身つまんで… ふふふ。

第146弾 なおみ大坂選手

すごかった!のひと言ですね。
体格も性格もまったく違うセリーナとなおみ(敬称略)、
どちらも普通はマネできない、遺伝子のなせる技かと。

『普段から人より努力する意識を』という会話を
よく言ったり聞いたりしますが、
その、努力できる・できないも、
やはり個人の遺伝子しだいと思いませんか?

遺伝子といえば、肥満もそのひとつ。
『親が太っているから私も…』

確かに、たとえば[ピマインディアン(ピマ)]という民族、
第二次世界大戦以降、高脂肪食により
アリゾナ州のピマの方々はだいぶ肥満になり
糖尿病の発症が増えました。

しかし、昔ながらの生活を送っている
メキシコに移住したピマの方々は、
肥満や糖尿病が非常に少ない。

遺伝子に生活習慣が勝てる!ということですね。

糖尿病の遺伝子があるうちのスタッフ、
みな発症しないように、がんばっているようです。

でもそれは、一日じゅう糖尿病に関わらせていただけているから…
みなさんはそんなこと意識して生活するなんて、普通は無理。

毎月通院していらっしゃる方が、良くなっている理由は
その不断の意識なんですね!
いつでもそのお手伝いさせていただきます!

札幌にいる従兄は幸い無事でした。
大阪、北海道で亡くならられた方々に心よりお悔やみ申し上げます。
一日も早い復興を願っております。

第145弾 魔物

100回記念の高校野球。
レジェンド始球式に、なんと私の大好きな松井秀喜さんが!

投げる前に「なんだか失敗しそうな…」と思いました。
…そう、甲子園には[魔物]がいる(見えた?(笑))

緊張されていたのか、案の定、ボールは左にそれ、
松井さんは頭を抱えて大笑い。
むしろなごやかな始球式で素敵でした!

魔物といえば、突然やってくる病気。
先日ばったり会った、スタイリストのAさん。
決め台詞は『今はこれにこれを合わせて、決まり!』

いつも多忙な金城先生が服を買うとき、
瞬時に対応してくださり、3分でジャストフィット。

そんなAさん『胸が痛くて救急車を呼んだら心筋梗塞で』
…20年くらいお付き合いしていますが、
まったくそんな様子はありませんでした。
しかし『血圧が高く、タバコも』と原因はあったようです。

他にも脳梗塞、眼底出血など魔物はありますが、
最近[すい臓がん]なる魔物が増えている気がします。

昨年は5人、今年はすでに9人の患者様が…
でもほとんどの方が早期で発見できたので、
ホッとしております。

私も半年に1回、エコー(超音波)検査をしています。
症状がなくても定期的にエコーを。
すい臓が一部でも見えないときには、
CTや腫瘍マーカー検査を行いましょうね!

それにしてもAさん、治療後、目が覚めての第一声が
『無断欠勤しちゃった』
…[魔物]ならぬ、仕事の[鬼]
来年、定年だそうです。

ん?
金城先生の定年は… ない(笑)

第144弾 カフェ コンチニュー

横須賀共済病院にほど近い
カフェ.コンチニュー[Cafe.Continue]という
小さなコーヒー屋さん。

久しぶりに入った瞬間に、
涙があふれて止まらなくなりました。

というのも、私がお世話になった上司、
中島茂先生のクリニック15周年のタイミングで、
中島内科を卒業させていただくことになり、
そのパーティー会場に向かう前に
コンチのマスターに挨拶を…

本当によく通ったカフェ。
座ると、私が決まって頼んでいた
マンデリンかグァテマラのコーヒーを出してくれます。

この日もマスターはニコニコ笑顔で
『はい、大先生』とか言って、からかいながら、
淹れたてのコーヒーを。
もう20年近く前の若造の医者時代からずっと変わらず。

『中島内科の患者さんがよくみえて、
金城先生がご自分のところが忙しいから
辞めちゃうって聞いて悲しくてさぁ…
説明わかりやすいし、はっきり即答してくれるし、
最高の先生なのにさぁって言ってましたよ、何人も』
…また(涙)。

店内の壁のメニューは色あせてはいますが、
昔とまったく変わらず、
『まだ25年ですよ、あと50年はやりますよ(笑)
ほら、うちの名前、コンチニュー[つづく]でしょ!
だから大先生もご自分のところ頑張ってくださいね』
…また(涙)。

つづくといえば、腎臓は朝から晩まで、
いえ、夜中も働きつづけ、そのためには水分が必要です!
でもついつい喉が渇くまで、お水、飲まないですよね…

さらにこれから夏も本番。
金城先生はみなさんにお願いしています。
「30分に一度、ふた口でよいので水分を」

1時間、2時間、水分をとらないと、
腎臓はオーバーヒートしてしまいます。

ちなみに、サッカー選手ではないので、スポーツ飲料は不要。
というか、血糖値は上がるし、塩分もとりすぎに。
お水かお茶などで楽しみましょう!

その後、パーティー会場では、
金城先生を感動させるイベントの嵐。
感謝状をいただいた時には…(号泣)。
一生懸命つづけて頑張ってよかった、
と感無量の横須賀ナイトでした。

第143弾 おまわりさん

昔はよくお世話になったおまわりさん。

小学生のときは、小銭を拾っては届け、
なぜか届けた小銭より多い[お駄賃]をその場でもらうことも。

いま思えば、子どもの純真な心をはぐくむ、
地域の極上の教育だった、と懐かしい思い出。

そんなおまわりさんが交番の前に立って
市民を見守ってくださっている前を通ったとき、
『おはようございます』と清々しい挨拶が。

思わず「お疲れさまです、安心です!」
と言ってしまいました。

とっさに出た自分の言葉に、
あっ、いつもそう感じているんだ、と気がつきました!

安心といえば、定期的に通院されている患者様の
血糖値や甲状腺の値だけでなく他の項目も、
スタッフと一緒にしっかり見張っています。

貧血がすすめば[どこかにがんが無いか?]と疑います。
アミラーゼが高ければ[すい臓?唾液腺?]と疑います。

たまに『毎月なんで尿検査?』と言われてしまうこともありますが、
尿たんぱくが出ていれば[腎機能!]と、即わかりますし、
血が混じっていれば[がんや結石]を…

全身の超音波検査も欠かせません。

我々は患者様のさまざまな病気を早期に発見するために、
いつもいつも見回っているのです。

そういえば、久しぶりにいらした患者様が、
だいぶ糖尿病が悪化していて…
『先生、これからはちゃんと毎月来るよ。
そのほうがやっぱり安心だしね。』

はい、しっかり見守りますよ!

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