Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

東林間

042-701-1041

鶴間

046-271-7410

Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

第137弾 ほめてあげようっと

やりましたね!
小平奈緒選手がスピードスケート1000mで
世界新記録の偉業を達成しました。

くる日もくる日も毎日練習しているのに、
試合で転倒することが続き、カーブを曲がる恐怖で
『試合に出たくない』とまで言ったそうです。

気持ちはわかりますが、
いままでの努力が泡と消えてしまうため、
コーチは「自分で乗り越えろ」と。

何度転んだことか…
そして生まれた新記録に
『今日は自分をほめていい。
でも達成すると課題が見えてきた!』

糖尿病もまたしかり。
毎回毎回、新しい課題がみつかります。

朝、パンだけにしない。
さきに野菜とおかずを食べて、
食べ始めて30分経過してから主食を。
貧血予防にかならず1食はお肉を食べる。
間食はひとくちでもダメなので、
食べたいおやつは食後のデザートとして。
もし間食したら、間食にもインスリンを打つ。
短時間でも息切れするくらい早足で歩く。
食べてすぐ寝るなら、量を少し減らす。

課題は無限にありますが、
あまり気にせず、あせらず、動脈硬化等の合併症を
しっかり評価しながら通っていただければ大丈夫です!

おかげさまで、心筋梗塞や脳梗塞は
ほとんど起こらなくなりました。

かねしろ内科も課題は山積み。
来年は在宅も始めます!

でも今年も皆でがんばったので、
シャンパン飲んでほめてあげようっと。

第136弾 海が見たくて…

ある日、歩道橋の階段を降りていたら、
白い杖を持った若い女性が、
階段を上がるか悩んでいる様子…

ジェントルマン(笑)金城先生は
「階段ですけどお手伝いしましょう」と声をかけると
『ありがとうございます!駅はこっちですか?
海を見たくて…見ていたら、わからなくなってしまって』

一緒に階段をのぼり、駅を教えて別れましたが、
『海を見たくて』って…
あの方はまだ少し視力が残っている?
もしかしたら、視力が完全に失われる前に
海を見て記憶を残しておこうと…
きっと素敵な思い出が横浜に…

と、歩きながら涙腺がゆるみ、
見る予定のない海を眺めてしまいました。

見たいといえば、
視力があるのはとても大切です!

糖尿病がなくても、眼圧が高くなる緑内障など、
知らぬ間に視力を失う病気もあります。
ましてや糖尿病があれば眼底出血、黄斑変性などが無いか
定期的に観察する必要があります。
必ず眼科を受診しましょうね!

ところで、芸術の秋。
当院念願の〔文化祭〕を、つるまメディカルホール
(鶴間かねしろ内科クリニックと同じ2階)
で開催します!
患者様やスタッフの様々な作品を一挙に展示。

11月22日(水)、24日(金)9〜17時
11月25日(土)9〜12時

お問合せはクリニック(046-271-7410)まで。

さてと、なに作ろう…
まに合うかなぁ(汗)

第135弾 在宅(まほう)

『先生、だいじょうぶなの?』

先月の[胆嚢炎事件]!
多くの方々にご心配をおかけしました。

やはり厳しかったのは
10日間ほどの「油抜き」!

するとやっぱり食べたくなるもので…
で、行ってきました♪
南林間駅すぐの天ぷら屋さん!

ここは、食材は新鮮、
油は目の前で何度も交換、衣は極薄っ!

そしてなにより、お店のご主人がお客様のことを、
よく理解してくださっていること。
我々が見習うべきホスピタリティにあふれています。

と、ほどなく他のお客様が
『タバコいいですか?』
と我々にきいてくれました。

即座にご主人が、
『こちらのお客様は吸われないんです。
お店の外に灰皿を用意してありますので…』
と素敵な会話を。

タバコいいですか?ときいてくださるお客様、
皆が気持ちよく過ごせる配慮のご主人。
天ぷらに、さらに美味しい魔法がかかりました!

魔法といえば、
『もう先生のところに、足が悪いから通えなく…』

いえいえ。
これからは我々がご自宅までうかがいます!

今までのことをしっかりわかっているので
安心して治療を継続できますね。

[在宅]という新たな魔法が加わり、
ずっとずっとお付き合い。

えっ?
もうほかのお客様だれもいない!?
魔法がとけないうちに帰らなきゃ(笑)

第134弾 医者は不養生

酒とそのあて。
お寿司たちとの楽しい出会いの時間は
無情にも短く感じられ、
帰宅したのは日付変更線をまわった頃。
それはいつものルーティーン。

そんな前夜を感じさせないハイテンションな外来も、
彼の得意技のひとつである。

しかし、この日はなにかが違った。

『腹に違和感がある…』
それはいつしか痛みに変わり、
寄せては返す波のように、周期的にやってくる。

『またあいつなのか…?』
まるで会いたかったかのような愛着のあるセリフだが、
それがアニサキスと聞けば虫酸(むしず)もの。

だが今回は、初めての出会いを予感させる
なにかがあったのだ。

数日つづく腹痛に限界を感じた彼は、
同僚医師に外来をゆだね、精密検査へ。

告げられた病名[急性胆のう炎]!に
言葉を失う間もなく、入院を提案されたのであった…

この”彼”とは、もちろんこの私デス。

炎症がおさまるまで、油もの禁止。
もちろん禁酒も命じられました。
トホホ。

まぁ、餅は餅屋。
お医者さんの言うことはしっかり守りました。

餅屋といえば、糖尿病治療の両輪のひとつ、
運動療法もまたしかり。

運動する理由、安全で効果的な方法等々、
健康運動指導士のパフォーマンスは抜群です!

きたる 9月30日(土)14時〜
鶴間駅前の「つるまメディカルホール」にて
[やまと糖尿病を知る会]を開催いたします。
じっくりしっかり楽しく、健康運動指導士が実演を行います。

申込みは、鶴間かねしろクリニック【046-271-7410】まで。
ぜひ、体験してみてくださいね!

それにしても、あれ以降、休肝日を実行しております!
気持ち、わかります、患者様の…
トホホ。

第133弾 ランボルギーニ

『最近の若者は車に興味がなく、
パソコンやスマホばかり…』

まぁ、時代の流れですよね。

私の時代はスーパーカー世代。
[ランボルギーニ・カウンタックが〇〇デパートで特別展示会]
などというチラシがポストに入り、
エンジンがかかる音や排気音を聴くだけで、
アクセルを踏む高揚感(あくまで想像)を禁じ得ず
「いいねぇ」と一日が幸せになってしまいます(笑)

夏休みは早起きをしてラジオ体操に行き、
帰宅して勉学にいそしみ、
大人になって一生懸命働き、
「いつかはランボルギーニ!」と思っていたら、
またたく間にこんなオジサンになっていました…

ラジオ体操といえば、
久しぶりにNHKのテレビ体操をみる機会がありました。

[懐かしいなぁ]と真剣にやってみたところ、
これが意外に爽快感が…!

当時のややスパルタ的遺産が残るリズムが速めで、
腕とかをキッチリ本気で動かすと
ジワッと汗がにじみます。

5回連続で本気でなさっていた患者様の血糖値が
改善していたのを思い出しました。

夏は暑く、冬は寒いので、
運動不足になる方が、かなりいらっしゃいます。

今年の夏は、ぜひ冷房をガンガンいれて、
室内でテレビ体操をしてみましょう!

せっかく受信料を納めているのですから
挽回?しないと(笑)

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