Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

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Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

シリーズ生活習慣病 第127弾!

幸運の鳩

道端の電線にとまっている鳩。
もしかしてフンとかされたら…
と不安になる方も多いかと。

私も車に“運”がつくことは数知れず。
飛び立つ鳩から、頭の上に落下してきたことも…

ある朝、小田急線に乗っていたら、
湘南台駅で乗客とともに鳩がピョコンと乗車!

朝の殺伐とした雰囲気は一瞬で消え去り、
座っている人も立っている人も、
鳩のように目をまるくし、
笑顔と愛情に満ちた、ほんわかした雰囲気になりました。

そうそう、赤ちゃんに
「いくちゅでちゅか〜?」とか聞いている、
あの感じです。

ところで、『妊娠と糖尿病』は非常に大切です!

妊娠前から発症して合併症のある方、
妊娠中に発症した方、
糖尿病にまではなっていない境界の方。
いずれも厳格な血糖コントロールが必要です。

胎児の発育過剰や異常分娩のリスクの上昇、
分娩後しばらくして、母親の糖尿病が悪化することもあります。
奇形のリスクが上がるという報告もあります。

また、糖尿病だけでなく、
甲状腺ホルモンが低い方、軽度の貧血のある方も、
お腹の赤ちゃんにホルモンや鉄が使われるため、
検査と補充をしないといけません。

ホルモン不足だと赤ちゃんに、
鉄不足だとお母さんに影響が出ます。

妊娠糖尿病の方がうちに紹介されて検査をすると、
かなりの確率で甲状腺や貧血がひっかかりますので、
ぜひ相談してみてくださいね。

さてさて、その後ハトは車内をお散歩して、
次の長後駅で降りて行きました。

あっ、
床には白っぽい幸運の落としものが…

シリーズ生活習慣病 第126弾!

お餅とチャーハンランプ

ブラック企業、サービス残業…
さまざまなネガティブな言葉がよくみられますが、
企業も社員もだいぶかわりましたよね。

新聞によると、
昔は〔一生奉公/社会奉仕/自分を研く〕など
義理・人情・根性で社会人に。

今は〔出世より9時5時で楽しい生活〕と意欲的な回答は少なく、
3年以内の離職率が3割を超えたとか。

そうなると、没個性、どこを切っても同じ【餅型組織】から
個々がバラバラな【チャーハン型組織】への移行を
企業がせまられるなか、
技術やノウハウの伝承などの力が失われつつある
(東京大学 中原淳准教授/日経新聞より抜粋)と。

なかなか難しいなぁ…
と朝からマジメに(いえいえいつも通り)フムフムしながら、
「餅は磯辺焼きもいいけど、ふくれた餅の中にバターを溶かして
砂糖と少量のしょうゆをたらし…」
「チャーハンは五目もいいけど、
きざみネギにかつお節としょうゆの焦げた香りが…」と、
ひとり電車でニヤリ(笑)

それにしても、おいしいものは身体に悪いなぁ…

とそこで【第4回 やまと糖尿病を知る会】では、
『感じてガッテン!(←ん?)簡単・おいしい 減塩のコツ♪』
と題して、糖尿病の食事療法・減塩についてのお話と
減塩料理の試食を企画。

2017年1月21日(土)
14時〜(受付開始13時半)
つるまメディカルホール(鶴間かねしろ内科クリニック となり)
で開催します。

(無料ですが)定員があるので、
必ずお電話 TEL:046-271-7410(鶴間かねしろ内科クリニック)で
お申し込みを。

もちろん、私も栄養士さんと参加いたします!

ところで、かねしろ内科では、
さまざまなスタッフを大募集しています!

お餅もチャーハンも拒みませんよ。

シリーズ生活習慣病 第125弾!

トランプ

亡き父の書斎を整理していたら、
懐かしい大量のトランプが出てきました。

旅行業をしていた父は、お土産に大量のトランプを。
オランダなら「風車」のように、きれいな絵柄が、
子供ながらに見ているだけで楽しめました。

そういえば、小学生の頃、「神経衰弱」をやって
なかなか父に勝てなかったのを思い出しました。

たしかこの辺にハートの7があったような…
えい!
あれれ となりか…

ニヤリ、と次の番の父にさらわれました(涙)

人間の記憶は時として曖昧。
メモでもとって記録できないのが残念です。

記憶といえば、クリニックの外来で
「今朝は空腹時の血糖値が高かったですが、
昨夜はなにを召し上がりましたか?」
の質問に、なかなか思い出せない方もチラホラ。
ましてや二日もたてば誰しも。

そこで食事記録が効果絶大。
今月は外食が多くて…など、
血糖値が上がった理由や、体重が増えた理由が
ひと目でわかります。

ちなみに、油ものは、翌朝まで影響するくらい
ずっと血糖値を上げ続けることも!

食べてすぐ寝てしまったり、睡眠時間も影響しますから、
生活のメモも記録できれば、なお良いですね。

ところで、アメリカ大統領選では、
ドナルド・トランプ氏が勝利したとか。

ん?
トランプとトランプ氏の洒落?

いえいえ、偶然です(笑)

シリーズ生活習慣病 第124弾!

スロープ

日経新聞のオリパラ(五輪・パラリンピック)の紙面に
素敵な記事を見つけました。

リオ五輪・パラリンピック会場の
スロープ担当の工事仲間が、
自分たちで実際に車イスで上がってみよう!
と試みたのですが…

なんと自力では
誰も一番上までたどり着けなかったと。

笑い話ならず、彼らは英語を勉強。
「押しましょうか」とボランティアを。

多くの方々に感謝され、
ここまでで十分 涙腺話なのですが…

スロープにいた、
車イスのマセソン女史(パラリンピックサポートセンター)
に声をかけると、
『自分で上がりたいので大丈夫。声をかけてくれてありがとう』
と2回も断られて…

その後、声かけした彼が、断られた理由がわかったと、
わざわざ彼女に話しに来てくれた、その内容がまた感動的!

「まぶしいほどに自立したパラの選手だから世話要らず。
…いえ、一般の障がい者でも
“押してあげる”ことが大切なのではなく、
その人が“やりたい”ことを見守り、
必要なときだけ手を貸すことが、
本当の障がい者理解なんだと気がついた」と。

高齢の患者様もまたしかり。
家人がなんでも助けてしまうと、筋力はどんどん衰え、
すると疲れやすくなり、よって動かなくなり、
最後には寝たきりに…

できるだけ本人に頑張ってもらえるよう、
励ましながら見守ってあげてくださいね。

そういえばマセソンさん、
『パラリンピックには社会を変える力がある』と。

同感です!

シリーズ生活習慣病 第123弾!

うなぎ屋さん

土用の丑の日、うなぎ屋さんは大忙し。
私はすっかりお客さんが落ち着いた頃を狙って伺います。

踏切を背に、中和田の交差点に向かって、
八千代銀行、一ノ瀬珈琲、巴屋そば店を過ぎてすぐ。
東林間に(たぶん)一軒だけあるうなぎ屋さん〔新かしわ〕。

のれんをくぐると
『あら先生』
お帰りなさいとばかりに迎えてくださる
素敵なご夫婦に導かれ、カウンターへ。

ビールと熱燗(両方?)をお願いすると、
『えっ、お連れさん、小田原から?
それはそれは遠いところから…
いつも通りに、野菜からですね!』

珍しい野菜や、手摘みのつくしのこを美味しく作ってくださり、
お酒がすすんで困ります(笑)

『お出しする食材は、安全で美味しいものじゃないといけないでしょ。
そういえば先生、あのジェネリックっていうやつは
とんでもないんでしょ?』

オーソライズド・ジェネリックという、
まったく作り方が同じなら問題はありません。
しかし、一般的には作り方、有効成分以外の部分
(つみれのつなぎみたいなものやカプセル等)は非公開。

つまり、まったく同じには作れません。
さらに有効成分の原産国・純度もさまざまで…

患者様から「効かない・副作用が」と日常茶飯事です。

医療費削減もわかりますが、
生活習慣を改善してお薬を無くすのが一番!
毎日しっかり患者様を応援しています。

…と会話をしているうちに、
目の前にふっくらふわふわの鰻丼が…

おいしい〜!

『ちょっと高いけど、先生、うなぎもほんまもんじゃないとね』

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