Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

東林間

042-701-1041

鶴間

046-271-7410

Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

シリーズ生活習慣病 第117弾!

九転十起

長男の高校の卒業式、
素晴らしい祝辞に感動しました。

七転八起ならぬ九転十起とはよく言ったもので、
淺野總一郎氏(実業家)の波瀾万丈の人生訓。

確かに人は、何度も失敗や挫折があるものです。
でもまたすぐに立ち直れるのも特技のひとつかと。

自力で這い上がる人もいれば、
人の助けをかりて頑張ることも多々あります。

びっくりしたことに、
『6年間、無遅刻皆勤の生徒の名前を呼びますので、
親御さんもご起立を願います!』

えっ?

『生徒諸君が無事に過ごせたのも、
父兄の方々のおかげです。御礼申し上げます!』

…なるほど。
やはり人間は一人でできることは限られています。
協力し合ってこそ、成し遂げられるのですね。

糖尿病もまたしかり。
ご本人、ご家族だけではなく、
我々もさまざまなスタッフが全力でサポートいたします。

クリニカルサービス 11名
─医療事務、おもてなし全般
看護師 14名
─笑顔と優しさがモットー
臨床検査技師 3名
─超音波検査、和やかな雰囲気で検査いたします
管理栄養士 8名
─栄養相談や美味しい健康食体験(現在 募集中!)
健康運動指導士 1名
─運動教室や個別の運動アドバイス
心理カウンセラー 1名
─心のケア
薬剤師  1名
─お薬相談
介護福祉士 1名
─介護相談〜施設への入所相談
視能訓練士 1名
─眼底検査

…そして医師19名

理解と知識の充足を目標に、
市民公開講座 『やまと糖尿病を知る会』
をシリーズでスタートいたします。

定員は40名(無料)
第1回は、わたくし金城がお話しします!
日時:4月16日(土) 14:00〜
場所:つるまメディカルホール
(小田急江ノ島線 鶴間駅前 ローソン2階)

お問合わせは、
鶴間かねしろ内科クリニック TEL 046-271-7410 まで。
ぜひいらしてください♪

第2回は、7月16日(土)です。

そうそう、現在当院では、
管理栄養士さんも大募集中ですので、
あわせてご連絡くださいね!

それにしても祝辞の中で、
『顔もろくに見ない、電子カルテの医者はムカつく』
…同感です!

いまだに私は紙のカルテで、
むしろ顔を見すぎ・しゃべりすぎ(笑)

シリーズ生活習慣病 第116弾!

決意、看護師募集します!

糖尿病や高血圧などの生活習慣病は
動脈硬化が必ず進み、いずれは心筋梗塞・脳梗塞、
腎機能低下、眼底出血へ。

私たちは、さまざまな取り組みで
これらの合併症を阻止してきました。

そのおかげか、喜寿だけでなく
米寿を迎えてお祝いできる機会が増えてきました!
うれしいですね。

その原点は、患者様とスタッフの努力です。

では、そのスタッフのご紹介♪

管理栄養士 8名 :栄養相談や美味しい健康食体験
健康運動指導士 1名 :運動教室や個別の運動アドバイス
心理カウンセラー 1名 :心のケア
薬剤師 1名 :お薬相談
介護福祉士 1名 :介護相談〜施設への入所相談
クリニカルサービス 11名 :医療事務、おもてなし全般
臨床検査技師 3名 :超音波検査
視能訓練士 1名 :眼底検査

医師19名と看護師14名…

これらのスタッフは一丸となり、
健康の維持、疾病の改善にがんばっています。

病院に負けないマンパワー。
でも、まだまだ。

たとえば、聴力障害の方には
手話通訳(現在 依頼中)が院内にいると
助かると思いませんか?

『日曜日しか休みがない』という方が
通院されなくなり、糖尿病が悪化…

決意しました!
もうすぐ日曜外来を始めます!

そこで、看護師さん募集です!
あっ、禁煙外来をやっているので、
タバコを吸う方はNGですが…
のんべえは大歓迎です(笑)

シリーズ生活習慣病 第115弾!

天ぷら

「大将の天ぷらは衣が薄くていつも絶品ですね!」

熱燗をちびちびいきながら、
採れたての山菜の天ぷらに舌鼓。
本当に幸せです。

行きつけのこのお店、
南林間駅西口からすぐの天ぷら屋さん。

腎臓の悪い方のための
低たんぱく天ぷらが用意してあったり、
エビアレルギーの方がいらしたら
惜し気もなく、まだ綺麗な油を新品に…

いつも同じ品質の天ぷらを続けて出せるのにも驚きます。
『修業時代から、もう50年以上続けているからね』
[続ける]ことの大切さ、感じ入りますね。

続けるといえば、
我々は無意識かつ自動的に呼吸をしていますが、
寝ているときに止まってしまう
[睡眠時無呼吸症候群(SAS)]は
日常生活にかなり支障をきたします。
会議中の睡魔ならまだしも、車の運転は命にかかわります。

我々の糖尿病外来に通っていらっしゃる方にもかなり多く、
『いびきが突然止まるって言われる…』
と相談さることも。

検査のうえ、CPAPという小さな呼吸補助器を使うと
見事に快適な睡眠をとれるようになり、好評です。
一度ご相談をおすすめします。

それにしても、次から次に続く美味しい野菜の天ぷら、
数えたら12種類も!
衣が薄いからカロリーも少ないし…
ならば〆のかき揚げ丼を…

『どうせ今からシャンパン飲みに行くだろうから、
先生は小さいどんぶりにしといたから』

…トホホ、さすが大将(涙)

シリーズ生活習慣病 第114弾!

10年前と同じ笑顔

おかげさまで、東林間に開業して10年が経ちました。

残念ながら、通院できなくなってしまったり、
お亡くなりになった方もおられますが、
多くの患者様は、今も元気に通ってくださっています。
嬉しいですね!

そう、嬉しい話を思い出しました。
開業前に、非常勤で勤めていた病院から、
月一回でもいいから応援に来てほしいと、
理事長先生ご夫妻がじきじきに…

もちろん、それも嬉しい恐縮なお話なのですが、
もっと嬉しいことが…

10年前にも診察していた患者様が何人もいらして、
みんな元気元気!
嬉しいですね。

それにしても、
どうして糖尿病のコントロールがあまり良くない方も、
合併症なくお元気なのか…

『あっ!』
カルテを見て気がつきました。
ほとんどの方が、ある薬をずっと飲んでくれていたのです。

エパデールというイワシの油からできているお薬で
(サプリメントとは濃度が違います)
いわゆる『血液サラサラ』のイメージのEPA製剤です。
血管をしなやかに、丈夫に変化させて
動脈硬化を予防・改善してくれます。

当時、その病院では、頸動脈エコー検査のかわりに
簡易的な血管年齢(血管の硬さ)を測り、
少しでも血管が硬い方に、エパデールを処方していました。

ご存知のとおり(笑)不摂生な私も8年くらい飲んでいますが、
血管年齢が 43歳 → 17歳に若返りました!

頸動脈エコー検査をすると、糖尿病の方ほとんどに
少なくとも小さなプラークが見つかります。
大きくなれば、いつか脳梗塞や心筋梗塞になるかもしれません。

早期診断→治療で、十年後の20周年のときも
同じ笑顔でいていただきたいですね。

笑顔といえば、
当院では、米寿を迎えられた患者様と一緒に
写真を撮ってプレゼントしていますが、
本当に皆さん素敵な笑顔です。

嬉しいですね!

シリーズ生活習慣病 第113弾!

ついついうっかり

鍵にお財布、携帯電話!
平成型 三種の神器はこんな感じでしょうか。

先日、朝の電車の中で、
「やけに今朝は新聞に集中できるなぁ…」
クリニックに着くと、携帯電話がない!
どうりでメールが来ないはず。

ついうっかり忘れた携帯電話ですが、
ないと不安になるのは、
現代人に仲間入りできた証拠でしょうか?

ついうっかりと言えば、
お薬の飲み忘れ、よくありますよね。

さらに、
『飲んじゃいけないかな?』
と誤解をして、大事なお薬を飲めていない場合も。

・風邪薬を飲んだら、他の薬は飲んじゃいけない
・食直前と書いてあったから、食後ではダメ
・朝食を食べないから、食後の薬は飲めない

あげればきりがありませんが、ほとんどが間違い。

風邪薬を飲んでいようが、朝食を抜こうが、
例えば、血圧のお薬は飲むべきです。

糖尿病のお薬で、食直前と書いてあっても、
食事中・食(直)後でも、効果がゼロになることはなく、
飲まないほうが効果はゼロ。

エパデールというお薬は『朝・夕食直後』
と薬局で説明されるため、
飲み忘れる患者様がかなりいらっしゃいます。

「私は食事前後に関係なく、一度に1日分飲みます」
と説明すると、格段に飲み忘れが少なくなりました!

薬剤により特性がありますから、
理想を追究しすぎて飲み忘れるより、
できるだけ身体のためになる作戦が必要ですね!

そういえば、ついついうっかり
この原稿も〆切を過ぎてしまいました。

入稿、間に合うかなぁ…(汗)

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