Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

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Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

シリーズ生活習慣病 第112弾!

アイロンの線

『先生のところの受付さんはいつも綺麗ねぇ!』
と患者様に突然ほめられ
とっさに
「美人をそろえていますから(笑)」
『違うわよ、シャツのアイロンよ!』

聞けばいろいろほめられました。

スタッフはみな、
シャツのアイロンの線がきっちりとついていて、いつも清潔。
雨の日はタオルの用意、傘がない方には傘を差し出し、
自転車の方には雨ガッパをご用意…

このクリニック、ありえない!

『金城先生の指示?』
「いえいえ、すべて[おもてなし委員会]の委員の意見で…」
『委員会?』

…びっくりしたのは、こちらのほうで、
特に、シャツのアイロン線なんて、
気にしたこともありませんでした。
確かにしょっちゅうクリーニングには出しています(汗)

それにしても、いろんな角度から
いろいろ見られているなぁ…と。

糖尿病もまたしかり。
食事・運動療法に加え、心理カウンセラーによる精神的サポート。

そして、生活の質が高いほうが、コントロールが良いようで、
そのひとつが睡眠時間!

睡眠不足があると、翌朝の血糖値は高くなりがち。
逆にだらだらと寝すぎもよくないようです。

個人差もありますが、睡眠時間は7時間くらいがよさそう。

今までとは違う角度からも
糖尿病を見ていかないといけないようです。

私もシャンパンばかりでなく、違う…(笑)

シリーズ生活習慣病 第111弾!

水舟

おかげさまで、
かねしろ内科ももうすぐ10周年を迎えます。

私が高齢者になるまでを約30年と考えると、
3分の1が終わりました。

中学生のときに
『人生は三段跳びの如し、
つまりホップ・ステップ・ジャンプ!』
などと、全校生徒を前にマイクを握って熱弁した
(いま考えると、ずいぶんませた中学生だった(笑))
ことを思い出しました。

ホップの10年は「準備」の連続でした。
スタッフを準備し、機械を準備し、
さまざまな講演や啓蒙活動をし…

すると、やりたいこと、やらなくてはならない使命感が
ますます込み上げてきます。

「障がい者のための」
「耳の不自由な方への」
「認知症の方への」…

今日も外来で
『うちの子も最近お腹が出てきて…』
などと聞いてしまうと、
「お孫さんまで三代健診」
など考えてしまいます。

血のつながった方には遺伝子が受け継がれますから、
年に一度は親子で受診をお願いします。

先日の新聞に、
岐阜県にある郡上八幡(ぐじょうはちまん)の
『水舟』が紹介されていました。

『水舟』は郡上八幡に特有の、水を上手に使うシステム。
湧き水や山水を引き込んだ三槽構造で、
飲み水 → 食べ物洗い → 食器洗い槽へと順に水が流れ、
食べかす等は魚のエサになり、自然に返ります。

祖父母から子、孫へ伝えてゆく姿に
どこか似ていると感じました。

かねしろ内科、次のステージへ!

シリーズ生活習慣病 第110弾!

どちらも

最後まで手に汗にぎる素晴らしい試合!
高校球児たちの真剣で、清く正しいその姿に、
どの試合も目頭が熱くなるこの時期。

今年の夏の甲子園 決勝戦は、
東海大相模 vs 仙台育英 という好カード!

地元、神奈川の勝利を願いつつ、
被災地、東松島を支援している私にとっては、
宮城県にもがんばってほしい…

どちらにも、応援のエールを送りました。

どちらもといえば、夏の熱中症対策の「塩分」
血圧が高い/腎臓が悪い 場合… どちらにも塩分は敵!
これは、このコラム読者の皆さんにはもう常識。

では、スポーツ飲料や塩あめは…?

まず、われわれのような一般人は、
水分をしっかりとれていれば大丈夫。

塩分は、食事で多すぎるくらいとれていますし、
皮下には数ヶ月分の塩分が蓄積されています。
心配な方は、ミネラルの多い麦茶がおすすめです。

スポーツ飲料は、糖尿病患者様では、
血糖値が上がるため、おすすめできません。

いっぽう、高校球児のようなアスリートや
炎天下で作業をされている方は、大量の汗とともに
塩分が急激に出てしまう(水分の吸収力も落ちている)ため、
塩分入りのものが必要な場合があります。

どちらの場合も、主治医との相談を忘れずに。

それにしても、まだまだ暑いですねぇ…

大好きな夜の水分補給が恋しいです(笑)

シリーズ生活習慣病 第109弾!

もっと早く

ご存知ですか?
『御朱印めぐり』

御朱印帳と呼ばれる手帳に
神社やお寺の方が、筆で
日付や名前、フレーズを書き
最後にハンコを押してくれる…

聞いたときはピンとこなかったのですが
実際、経験すると「楽しい♪」こと!

「今日はどの地域を巡ろうかなぁ」
と行き先を決めたら、
次男と一緒にリュックでレッツゴー!
可能なかぎり歩きます。

目当ての神社・お寺に着いたら
有名なところは混雑していて並んでいるので
さきに「御朱印受付」を探し、例の手帳を提出。

一冊一冊手書きなので、
その場で書いていただける場合と、
整理番号をもらうパターンなどさまざま。

目の前で書いていただける場合は、かなり感動的。
「すごいなぁ!」
なんでそんなに上手に、筆で書けるのか不思議です。

御朱印にも、それぞれに個性があって
まさに芸術作品です。

1日でかなり歩くので、運動にもなるし、
神聖・新鮮な空気も吸えるし、
もっと早くから巡っていればよかったです。

「もっと早く」といえば、
最近、患者様が「歩けない、認知症になった」など
さまざまな理由で来院できなくなることがあります。

そのような患者様のためにチームを組み、
在宅(往診)で、糖尿病の治療を始めました。

「なんでもっと早く…」と大変喜ばれました。

もっと早く…ということ、
まだまだありそうですね。

シリーズ生活習慣病 第108弾!

自転車とお餅

おかげさまで、鶴間のクリニックが今月で7周年!
その7年前の、開院前日の事件…

車でクリニックに向かっていた私。
高速が渋滞だったため、一般道におりて
『大正解♪』と思った瞬間、
目の前にふられた大きな旗…

誤解です!
そんなにスピード出していないんだけどなぁ…

それを機に、私は決意をしました。
【完全にルールを守る!】

今では完璧に速度厳守。
一時停止は二段止まり、踏切は窓明け、
左折は左ライン寄せ…

規則を守ると、それぞれの理由がわかってきました。
なんでこんなところを30km/hで?と思っていたのも、
最近は、なるほどと思えてきました。

テレビで、
「車の性能が上がったんだから速度も上げるべき」
なんて意見もありましたが、慎重な検証が必要ですね。

誤解といえば、深刻な誤解があります。
歳をとり、飲み込む力も衰えていることに気がつかず、
お餅をのどにひっかけてしまったり、
いままで上手に乗れていた自転車が、なぜ…?
転倒しケガをされる患者様がいらっしゃいます。

70歳を過ぎたら『お餅と自転車は禁止!』

ちょっと最近、物忘れが…となれば
車の免許も考えないといけませんね。

そういえば
『そんなに食べていないのに…』
なかなかやせない患者様のカロリーの誤解、

気持ちは本当にわかります!

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