Q&A by disease 疾患別QA
糖尿病
“気づかないうちに進む高血糖”を防ぐために
「健康診断で血糖値が高いと言われた」
「最近、のどが渇く・疲れやすいと感じる」
そんな方は、糖尿病のリスクがあるかもしれません。
糖尿病ってどんな病気?
血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高くなる病気です。
インスリンというホルモンの働きが不足したり、効きにくくなったりすることで、血糖値がうまく下がらなくなります。
糖尿病には主に、
- 生活習慣が関係する「2型糖尿病」
- 自己免疫が関係する「1型糖尿病」
などがありますが、多くは2型糖尿病です。
どんな症状がありますか?
初期にはほとんど自覚症状がありません。
進行すると、
- のどが渇く
- 水分をよく飲む
- 尿の回数が増える
- 疲れやすい
- 体重が減る
などの症状が現れることがあります。
しかし、症状がないまま進行することも多く、健康診断で見つかるケースが少なくありません。
放置するとどうなるの?
高血糖の状態が続くと、血管が傷つき、全身にさまざまな合併症を引き起こします。
- 網膜症(視力低下・失明)
- 腎症(腎機能低下・透析)
- 神経障害(しびれ・痛み)
- 心筋梗塞
- 脳卒中
など、生活の質や命に関わる病気につながります。
特に、動脈硬化を進める大きな原因になるため、早期発見・早期治療が重要です。
自分でできる予防・改善方法は?
食事・運動・生活習慣の見直しが基本です。
- 食事:糖質や脂質の摂りすぎに注意し、野菜から先に食べる習慣を
- 運動:ウォーキングや軽い筋トレを週3〜5回、30分以上目安に
- 体重管理:適正体重を維持することで血糖改善につながります
- 睡眠・ストレス管理:睡眠不足やストレスも血糖悪化の原因になります
- 禁煙:喫煙は動脈硬化を進め、合併症リスクを高めます
治療はどんなことをするの?
生活習慣の改善に加え、必要に応じて薬物療法を行います。
- 内服薬:血糖を下げる、インスリンの働きを助ける
- GLP-1受容体作動薬:食欲抑制や体重減少効果も期待
- SGLT2阻害薬:尿へ糖を排出し、心臓や腎臓を守る効果も
- インスリン治療:不足したインスリンを補う
患者さんの状態や生活スタイルに合わせて治療を選択します。
当院の診療方針は?
患者さんの生活背景に寄り添いながら、無理なく続けられる治療を提案します。
- 健康診断の結果をもとに丁寧な説明
- 血糖値・HbA1cの定期的なチェック
- 管理栄養士・運動指導士との連携
- 高血圧・脂質異常症など生活習慣病の総合的な管理
- 「続けられる生活改善」を一緒に考えます
糖尿病は、早く気づき、早く向き合うことが大切です。
当院では、患者さん一人ひとりに合わせた治療とサポートを行い、合併症予防を目指します。