Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
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Kaneshiro column 理事長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

シリーズ生活習慣病 第10弾!

前回のお話で、「動脈硬化を進める可能性のある高尿酸血症を甘く見ないで…。」
と、お話しさせていただいたところ、
「痛風の原因になる高尿酸血症。なんとなく分かったような…?」
「もっと詳しく知りたいです!」
と、いうお声をいただきました(ありがとうございます)。

そこで今回はもう少し詳しくお話ししましょう。
プリン体代謝異常による高尿酸血症を基盤として繰り返し起こる、痛烈な急性関節炎発作・
腎結石・腎障害などを起こす症候群を痛風という…

なんだか頭が痛くなるような定義ですね。

我々生物(いきもの?なまもの?)は数多くの細胞から成り立っています。
この細胞1つひとつの中にある”核”。その核のなかの遺伝子を構成している成分を
”プリン体”と、いいます。
このプリン体の多い食べ物をたくさんとり過ぎたり、腎機能が低下し、尿酸を排出する
能力が低下していると、血液中の尿酸値が上昇します。

特にアルコールは、ビールだけでなく、血中尿酸値を上昇させます。
他に激しい運動も同様です。

高尿酸値血症は中年男性に多く(85%)、全国で約60%も患者さんが
いらっしゃいます。同じ量でも細胞数が多いほどプリン体は多く入っています。

ビール片手にもつ煮込みや枝豆…。
我々中年男性にはつらいですね。

逆に、肥満の改善やバランスの良い食事、適度な運動は、
尿酸値を下げる効果があります。

いまは緑の美しい気持ちの良い季節です。
近所の緑を見にお散歩でも行きましょうか!?

シリーズ生活習慣病 第09弾!

「前から気になっていました。今日は勇気を出して受診に来ました!」

こうおっしゃって、当院へ受診に来られる方が増えてまいりました。
と、当時に、例外なく糖尿病などの生活習慣病が見付かり、その後も通院されております。
でも、『今なら治せる!』と、いう方が殆どです。心筋梗塞・脳梗塞を起こさずにすむ段階で
早期発見・治療が行えているので本当に良かったと思っています。

さて、今まで糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満などのお話をしてまいりましたが、
もう1つ、意外に軽く見られがちな疾患が高尿酸血症(※)です。

「ちょっとくらい尿酸値が高くても…。」
「たまに痛風発作が起きるけど痛み止めの薬さえもらえれば…。」

いえいえ!最近は糖尿病などの疾患に加え、高尿酸血症も動脈硬化を進める ことがわかってきました。
また、尿路結石も起こしやすく、痛風発作同様大変痛い思いをします。
実は私も痛風家系。お互い食生活は注意が必要です。

採血結果を見てください。尿酸値(UA)が7.0を越えてきたら…
そのうち本当に痛い目に…

すぐに、”薬でコントロール”ではなく、まずは管理栄養士と相談しながら、
食事と生活の見直しで尿酸値を下げていきましょう!

  • ※高尿酸血漿…プリン体を多く含む食事をとりすぎたり、プリン体代謝異常により、血液中の尿酸値が上昇してしまう疾患。関節炎、腎結石、腎障害を起こす。

シリーズ生活習慣病 第08弾!

肥満やアルコール・過食によって内臓脂肪、特に肝臓に脂肪がたまる脂肪肝。
昔はあまり気にされなかった病気なのですが…今は治さないといけないことがわかってきました。

C型肝炎やアルコール性肝炎がいずれ肝硬変になることは広く知られているようですが、飲酒習慣のない人でも脂肪肝炎→肝硬変になる、「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」と、いう疾患があります。
1980年、ルーディッヒが発見して以来、90年から研究が進み、かなりこの疾患が多いことがわかってきました。
15年前は12%だった脂肪肝の人も、今では30%以上が健診でひっかかる中、NASHの可能性のある人は、このうちの10%といわれております。

「自分はそんなの太ってないから大丈夫。」と、思われがちですが、日本人はBMI(※)が25いかなくてもこれが多いことがわかってきました。
また、「高タンパク・高エネルギー(カロリー)・安静」と、いう昔の治療方針は今や変更が必要で、
管理栄養士による、個々にあった食事療法の指導が必要となる時代となりました。

少しでも肥満や肝機能異常値がある方は、ぜひ診断していただき、内臓脂肪をなくしましょうね。
ちなみに私も昔は脂肪肝がありましたが、見事!ダイエットで治しましたよ!!

シリーズ生活習慣病 第07弾!

「先生、新聞にすごく厳しい基準が載っていたけど、本当?」と、ある日患者さんに質問されました。
これは、「糖尿病に代表される生活習慣病をいろいろ合併していると、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすいので、もっと基準を厳しくして実験してみましょう」という、全国3000人を対象とする、J-DOIT(ジェイードゥーイット)3という臨床実験です。

どのくらい厳しいかは下記表にまとめてあります。

(1)体形と(2)HbA1cはよいとしても、(3)血圧と(4)中性脂肪、そして、特に(5)LDLは最高レベルに厳しいですね。
でも私はこのJ-DOIT3くらいに下げる事は大賛成です。

さらに言えば、(2)HbA1cは5.5%未満までに下げると動脈硬化は進まないと言われていますので、
皆さんも平穏無事に生活するために、健診の結果をもう一度見直して、J-DOIT3以上でしたら、専門医に相談しましょう。

シリーズ生活習慣病 第06弾!

最近話題のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)。簡単に説明すると、肥満があり、
ウエストが男性85cm、女性90cm以上の人で、高血糖・高血圧・高脂血症のうち1つある人を
その予備軍(1020万人)、2つ以上ある人を有病者(940万人)とし、いずれ心筋梗塞や
脳梗塞を起こしやすいですよ、というお話。
ここで割り算の問題。40歳以上の成人は5700万人、すると・・・えっ!
3人に1人が予備軍以上の指導対象者!?
また女性のウエストが90cm→73cm~77cmくらいに変更になる可能性が出てきましたので、
さらに対象者が増える事は必至です。「皆がそうなら、まぁいいか」という考え方、甘いです。
必ず将来大変なことになります。そこに至るまでに症状が出ないのがこの生活習慣病の怖い所です。
このコラムをお読みになって当院の管理栄養士・糖尿病療養指導士・健康運動指導士・看護師
及び受付と私の指導を受けられた方々から「このまま放置していたら恐ろしかった」と感謝されると
スタッフ一同、医療従事者冥利につきます。一緒に頑張って治しましょう。ちなみに当院スタッフは
12名おりますので、あっ・・・本当ですね、3人に1人!

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