Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
かねしろ内科クリニック

東林間

042-701-1041

鶴間

046-271-7410

Kaneshiro column 理事長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

シリーズ生活習慣病 第15弾!

糖尿病のお薬(その2)

2.グリコラン/メルビン

今回ご紹介するのは、特に肥満のある糖尿病の方に効果的なお薬です。

我々が食事をすると、まず肝臓にエネルギーが貯められ、いずれジワジワと
糖として血液の中に放出されます。

この放出を抑えてくれながら、前回のお薬のようにインスリンの効きを良くする
作用も少し合わせ持っている、しかもお薬代も安いスグレモノです。
副作用も少なく、(低血糖もほとんど起こらず)やさしく、でも確実に効きます。

とはいうものの、年配の方や腎臓が弱くなりはじめている方は、知らぬ間に
腎臓に負担がかかっている場合があるので要注意です。
しっかりと、専門の先生に腎機能の検査をしてもらいながら内服しましょう。

かねしろ内科クリニックでは、春と秋に、運動療法を行い、
患者さんに運動の楽しさと効果を体験していただいております。

ウォーキングの途中で、多くの患者さん(稀に車に乗った患者さん(笑))と
すれ違います。
「みんな頑張っているなぁ。」と、スタッフ一同ウキウキするものです。
運動すればインスリンの効きが良くなるだけでなく、
筋力維持、脂肪燃焼、気分爽快!などと、良いことずくめです。

でも、「動いたから、お腹がすいちゃって・・・。」と、おやつをパクパク食べると
血糖値も体重も、上がってしまいますよ!
ご注意を!!(笑)

運動と食事を頑張れば、きっとお薬は減らせますよ!

シリーズ生活習慣病 第14弾!

糖尿病のお薬(その1)

前回の、「身内に糖尿病の方がいると、自分ももしかして・・・」
と、いう内容をご覧になった方が多数来院され、
1人を除くすべての方が糖尿病およびその予備軍ということがわかり、
「来て良かった。」との声をいただきました。

さて、来院される方の中には、すでにお薬を飲まれている患者さんも多く、
たまにですが、ビックリするような薬の飲み方をされているかたがいらっしゃいます。
血糖値が下がらないため、いっぱい薬を飲んでいると、
血糖値が下がり過ぎる・・・くらいで済めばよいのですが(これも大変困るのですが)、
中には副作用が出ていて、「即!内服中止!!」
と、なるケースがあります。

そこで、病院で医師が処方している薬を少し紹介しますね(市販薬ではありませんよ)。

1.アクトス

筋肉や脂肪でのインスリンの働きを良くし、
インスリンが血糖を下げる働きを強くするという
とてもよいお薬で、ほぼ全員に効きます。

血管をよみがえらせる作用も併せもっているという研究もあり、
低血糖も起こしにくく、とても良い点が多いのですが、
副作用として、’むくみ’が出る場合があります。

そこで、患者さん御自身で、毎日’むくみ’がないかのチェックを、お願いしています。

もし、’むくみ’が出てきた場合は、報告していただき、他の薬を考えます。
このように、医師と患者さんとの連係プレーが必要なお薬です。

このことを御存じなく、’むくみ’が出たまま飲んで方もいらっしゃいます。
また、女性なのに、男性と同じ量まで増量して飲んでいることもあります。

高度なお薬ほど、慎重に処方し、飲んでいただかなければなりませんので、
主治医や薬剤師さんと、よくお話をしましょう。

薬の飲み方、(飲み忘れた場合も含めて)、薬のはたらき、注意点などを
御自身でもよく知っておきましょう!

さらに、管理栄養士さんともお話しし、食事や運動をしっかり行えば、
きっとお薬は減らせますよ!!

シリーズ生活習慣病 第13弾!

多くの患者さまを診察しておりますと、
付き添っていらっしゃるご家族の方にもお会いすることがたびたびあります。

そして、そのご家族も実は…と、いうケースもたびたびあります。

先日も、「ところで娘さんは糖尿病の検査はされていますか?」の、問いかけに、
「先生、私は大丈夫。元気、元気。」
「私も検査?いやぁ糖尿病って言われたら怖いから私はいいです。」

と、逃げ腰の方も多くいます。

一方で、
「私も血がつながっているから、一度は検査をしてみようかしら?」

と、前向きな方もいらっしゃいます。

さて、ここで問題です。
この両者のどちらが重い結果だったでしょうか?

…答えは皆さんの予想通りです。

いざ、自分の事となると、そのうち…と、先延ばしにしていると、発見が遅くなります。
特に身内に糖尿病の方がいらっしゃる場合は、ほぼ遺伝していると思っていただき、
是非年に一度はHbA1cのチェックをおすすめします。

症状が軽いうちに(HbA1c5.0~5.8%のほぼ境界型で)早めに対処すれば、
完全に正常化(HbA1c5.0以下)する方も多数いらっしゃいます。

健診内容によっては、空腹時血糖しか項目になく、HbA1cが測られていない事が
ありますので、健診する際には事前に確認されると良いですね。

どんな病気もそうですが、『早期発見』がポイントです。
必ず検査してくださいね!!

シリーズ生活習慣病 第12弾!

前回、むし歯予防には口のなかのアルカリ性と酸性のバランスを保つため、

1、間食はしない。
2、飲みものはお茶か水にする。
3、歯を正しく磨くことです。

と、注意点についてお話しました(これは糖尿病のためにも)。

今回は歯の自浄作用についてです。

我々が飲んだり食べたりすることで、その食物等が自然に歯の表面についていた
歯垢や食べカスを、ある程度こそぎ落としてくれています。
また、だ液の出る穴の近くの歯は常に、だ液より清められています。
このため、全く歯を磨かないのに、むし歯がない人もまれにいます。

とはいえ、口臭や衛生面などでは賛成できません。

「なかなかていねいに磨く時間がなくて…」と、いう方も多いですよね。

実はこの自浄作用、歯の部位により差があり、
「だ液が行きにくい所やあまり食事が通過しない『上の歯の外側と下の歯の内側、
奥歯の奥』は、むし歯になりやすいので、ここを重点的に磨けばむし歯になりにくい」

・・・と、知人の歯科医が教えてくれました。
確かに汚れやすいところですよね。

ちなみに、糖尿病の数値(HbA1c)が6.5%以上と、
あまりコントロールの良くない方は、
細菌などに対する抵抗力が弱くなるため、感染症にかかりやすいのです。

よって歯周病、むし歯で抜歯するには、十分注意が必要です。
治療する場合には、歯科医の先生のほかに、
我々糖尿病を診ている医師にも是非、お声を掛けてください。

シリーズ生活習慣病 第11弾!

6月4日は、”むし歯の日”ですね。
糖尿病があると、免疫力(ばい菌などに対する抵抗力)が下がっているため、
風邪などもひきやすいというのは広く知られているようですが、
むし歯や歯周炎(歯肉炎)になりやすいのは皆さん予想がつきましたか?

そこで今回はむし歯にならない注意点をご紹介しましょう。

歯の表面についている”歯肉”の中のミュータンス菌が、砂糖やご飯を分解して
酸をつくり、口のなかがアルカリ性→酸性へ変化します。
すると、表面のエナメル質が溶けて、むし歯の原因になります。

ならばずっとアルカリ性であれば良いと思うかもしれませんが、
我々はものを食べないわけにもいきませんし、また1日3回くらい酸性にならないと、
逆に歯周病菌が死んでくれません。

ところが、間食をしたり、甘い缶コーヒーやスポーツドリンクなどを一日中だらだらと
飲んでいると、口の中がアルカリ性に戻れず、ずっと酸性のままになります。

そこで、
1, 間食はしない。
2, 飲みものはお茶か水にする。
これだけで規則正しく、口の中がアルカリ性→酸性、酸性→アルカリ性の
バランスがとれます。

次に、
3, 歯を正しく磨くことです。
もちろん全部の歯をていねいに磨ければよいのですが…(次回へ続く!)

年別アーカイブ