Q&A by disease 疾患別QA
高血圧
“知らないうちに進む血管ダメージ”を防ぐために
「健康診断で血圧が高いと言われた」
「最近、塩分の多い食事や運動不足が気になる」
そんな方は、高血圧のリスクがあるかもしれません。
高血圧ってどんな病気?
血圧が慢性的に高い状態が続く病気です。
血圧が高い状態では、血管に強い負担がかかり続け、血管が硬くもろくなっていきます。
特に、
- 加齢
- 塩分の摂りすぎ
- 肥満
- 運動不足
- ストレス
- 喫煙・飲酒
などが大きく関係しています。
どんな症状がありますか?
多くの場合、自覚症状はほとんどありません。
そのため、健康診断で初めて指摘されることが少なくありません。
進行すると、
- 頭痛
- めまい
- 動悸
- 肩こり
- 息切れ
などがみられることがありますが、症状がないまま進行するケースも多くあります。
放置するとどうなるの?
高血圧を放置すると、血管へのダメージが蓄積し、動脈硬化が進行します。
その結果、
- 脳卒中
- 心筋梗塞
- 心不全
- 腎機能低下
- 大動脈疾患
など、命に関わる病気につながることがあります。
特に、高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれるほど、自覚症状が少ない病気です。
だからこそ、早期発見と継続的な管理が重要です。
自分でできる予防・改善方法は?
生活習慣の見直しが治療の基本です。
- 減塩:1日6g未満を目標に、加工食品や汁物を控えめに
- 運動:ウォーキングなどの有酸素運動を週3〜5回、30分以上目安に
- 体重管理:適正体重を維持することで血圧改善につながります
- 禁煙・節酒:喫煙は血管を傷つけ、飲酒は血圧を上げます
- 睡眠・ストレス管理:十分な休養も血圧コントロールに重要です
治療はどんなことをするの?
生活習慣の改善に加え、必要に応じて薬物療法を行います。
- ARB・ACE阻害薬:血管を広げ、血圧を下げる
- Ca拮抗薬:血管の緊張を和らげる
- 利尿薬:余分な塩分や水分を排出する
- β遮断薬:心臓の負担を軽減する
患者さんの年齢や合併症に応じて、複数の薬を組み合わせることもあります。
当院の診療方針は?
患者さんの生活背景に寄り添いながら、無理なく続けられる治療を提案します。
- 健康診断の結果をもとに丁寧な説明
- 家庭血圧を活用した継続的な管理
- 管理栄養士・運動指導士との連携
- 糖尿病・脂質異常症など生活習慣病の総合的なケア
- 「続けられる生活改善」を一緒に考えます
高血圧は、“症状がないうちから管理すること”が大切です。
当院では、患者さん一人ひとりに合わせた治療とサポートを行い、将来の重大な病気を防ぐお手伝いをしています。