Kaneshiro Diabetes Clinic

糖尿病・生活習慣病の専門内科
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Kaneshiro column 院長コラム

シリーズ・ザ・生活習慣病

理事長の金城が、最近のできごとや今ホットな話題とともに、みなさまの健康にちょっと役立つ情報をお届けします。

第172弾 からすみ

お正月といえば、数の子?伊達巻?
いえいえ、金城先生は「からすみ」です!

父との思い出といえば小学生の頃、晩酌タイムに父が
うす〜くスライスしたからすみを網で軽くあぶり、
同じ大きさに切った大根にのせて日本酒と合わせている横で、
おこぼれちょうだいの味見… 『うまい!』

長崎五島列島の貴重なからすみだったので少ししかもらえず。
お腹いっぱい食べたかったボクは夜中にこっそり冷蔵庫をごそごそ、
一本まるごとつかんでモグモグ… 『しあわせ♡』
翌朝当然大目玉(涙)

それがきっかけで「からすみ好き」になり、
研究を重ねた(たまたま?)結果、大根スライスも美味しいですが、
きゅうりのスライスが抜群に合うことを発見し、
すっかりとりこになりました。
この大発見、[なかなか見つかるもの]ではありません。

なかなか見つからない、といえば[膵臓がん]がそのひとつ。
超音波でもなかなか見つからず、しばらく検査せずに、
ある時だいぶ進んでから見つかり…なので、
私はDUPAN-2という膵臓がんの腫瘍マーカーを一緒に検査します。

正常値は150以下なのですが、ポイントは、
50とか100とか、まだ150以下の段階で
(あやしい…)と疑って精密検査するかどうかで決まります。
ちなみに私が自ら測ると25以下。

昨年もかなりの患者様が初期段階で発見でき、
今も元気に過ごされています。
超音波でも見つからない敵を、ぜひぜひ早く見つけましょうね!

さて、お正月過ぎても我らがシャンパンと
冷凍してあったはずの「からすみちゃん」が…
あれ、なんでないの…まさか(涙)

第171弾 コンビーフ

子どもの頃、台所の床下収納にいつもあった缶詰、
好物のひとつ、コンビーフ!

今はパカっと開くプラスチックになりましたが、
当時は缶のでっぱりを引っかけて巻き取り開けていく
専用の巻き取り器?が付いているタイプの缶詰。

たまにそれが付いていなかったり、
あるいは缶のでっぱりを巻き取っている途中で切れてしまったり…
そんな時は、前回とっておいた巻き取り器やペンチで巻き取ったり、
無理やり包丁でこじ開けたり、と闘っていました(笑)

熱したフライパンにコンビーフを入れると、
白い脂がみるみる溶けて透明になり赤身肉が焦げ始める…
するとあの芳しい香りがあたりに充満し、作りながらつまみ食い。

お腹がすいて、おやつに[白い脂]も気にせず
冷たいままかじったこともしばしば。

白い脂といえば、健康診断などで肝機能異常を指摘され、
検査をすると『脂肪肝』と言われる方も多いかと。
酒飲みならまだしも、飲まない方もなってしまう
NASHという脂肪肝があります。

いずれ肝硬変や肝がんを発症することがわかってきましたので、
たかが脂肪肝といわず治していきましょう。
基本は食事と運動、我々がお手伝いいたします!

さてと、アルコール性脂肪肝炎?が疑われる、
いや確実、多分…そんなはずないと信じてシャンパンを…
飲みたいなぁ(涙)

第170弾 ふぐ屋さん

毎年先輩Dr.Hとご一緒する上野のフグ屋さん。
フグ刺しに始まり、煮こごり、松前漬、フグ焼き、毛ガニと大根鍋、
最後は雑炊で〆るのですが、この大根鍋には大量のバターが。

さらに10〜12月限定の『ウソだろ…』というくらいのイクラを
雑炊にザバーッとかけて、口にかき込んだときの
『幸せ』と『罪悪感』の入り混じった感覚は忘れられません。
実際は酔っ払って忘れてしまいますが(笑)

淡白な刺身に始まり濃厚なバターとプリン体で終わったときの
血管の中を想像するとちょっと反省してしまいます(汗)

[たんぱく]といえば、たんぱく質不足の患者様が
毎日毎日たくさんいらっしゃいます。

朝はパンだけ、昼は麺だけ、とおかずは夜しか食べないため、
鉄欠乏性貧血、栄養失調、筋肉低下になりやすいのです。

かといって3食だと食べすぎてしまう方も多い現代、
平安時代の1日2食文化のように、
可能ならばたんぱく質は1日2回はとってほしいですね。

さて、たまには私も動脈硬化の検査をしようと思います。
みなさんも定期的に頸動脈検査を主治医に申し出てくださいね。

今年もDr.Hと一緒にシャンパン&…ふふふフグ!

第169弾 クロワッサン♡

「いちばん好きなパンは?」と聞かれれば、
まわりが驚いてしまうくらい大きな声で答えてしまう
クロワッサン♡
なんせ半分くらい?バターが入っている、
[日本バター党]の党首としてはこの上ない幸せ♡

カリカリに焼いても美味しいですが、
昔父親がクロワッサンを蒸し器で蒸して出してくれました。
蒸すとふわっふわで別世界の食べ物です。
[強く握る]とパンがつぶれてしまうので、
そーっとひとくちサイズにちぎって食べたのが懐かしいです。

[強く握る]といえば、クリニックでは今、
患者様全員の握力を測定中です。

先日NHKのテレビでも出ましたが、
運動(特に脚)をすると筋肉を増やすホルモンが出てきて、
全身の筋肉、つまり握力も自然に増える!
逆に運動をしていないと握力は落ちてしまうため、
握力を測定することで運動量が推定できるのです。

季節は秋。
もうすぐ[かねしろウォーク]です。
みなさん、運動がんばりましょう♪

食欲の秋も人生の大切な楽しみ。
ハム、レタス、チーズとふわっふわのクロワッサン、
そして… シャンパンですね!

第168弾 脚付き将棋盤

小学校に上がったころ将棋を教わり、毎週末のように将棋を指し、
いつしか父親に勝利したときの嬉しさたるや、
今でもはっきりと覚えています。

あの頃は板に線を書いて、自分で将棋盤をを作り、
学校の床にはいつくばって指していたのも懐かしい思い出。

学年では「負けなし」でしたが、
ある日を境にクラスのY君に歯が立たなくなり…
それもそのはず、彼はなんと道場に通いプロを目指すと。

家に遊びに行ってさらに驚いたのは
テレビでしか見たことのない『脚付き将棋盤』に
『おじいちゃんが天童市で買ってくれた自慢の駒』
駒だけで、お値段なんと10万円!
(いいなぁ…でも自分はプロを目指すわけではないから)
と自分をグッと納得させ、帰路につきました。

納得といえば、自分で納得のいかない診療はしたくないのが金城先生。
そのためにも、まずは動脈硬化などの合併症を調べて徹底的に治療。
そして超音波や内視鏡、CT検査をすすめて可能なかぎり[がん]の発見。
今年も多数の方が早期発見できました。
症状があってからでは心配です。
ぜひ検査を受けにいらしてくださいね。

先日、40年前に憧れた脚付き将棋盤をネットで購入。
やっと手に入れた分厚い将棋盤を裏返してみると…
なんと南口繁一九段(加藤一二三九段の師匠)の揮毫(サイン)が!
シャンパンのお供が増えました(笑)

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